旅涯ての地(上)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784041932063
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旅涯ての地(上)

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784041932063

さまよう魂を救うのは、神なのか。構想五年の荘厳な歴史ロマン大作!

13世紀イタリア。元王朝クビライ・ハンに仕えたマルコ・ポーロ一族が、ベネチアに帰郷したとき、一行の中にチャイナとジパングの血を引く奴隷がいた。名は夏桂。密貿易に失敗した奴隷に身をおとした男だった・・・ 13世紀イタリア。元王朝クビライ・ハンに仕えたマルコ・ポーロ一族が、ベネチアに帰郷したとき、一行の中にチャイナとジパングの血を引く奴隷がいた。名は夏桂。密貿易に失敗した奴隷に身をおとした男だった・・・

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「旅涯ての地(上)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 時は13世紀。ヴェネツィアのポーロ家(あのマルコ・ポーロの一族)のタルタル人(東洋人)奴隷である夏桂の語りを主軸に物語は展開してゆく。不穏な人物がヴェネツィアの街を徘徊するが、やがてそれは聖杯、そして異 時は13世紀。ヴェネツィアのポーロ家(あのマルコ・ポーロの一族)のタルタル人(東洋人)奴隷である夏桂の語りを主軸に物語は展開してゆく。不穏な人物がヴェネツィアの街を徘徊するが、やがてそれは聖杯、そして異端カタリ派へと際限なく拡がりを見せてゆくのである。小説は細部に凝っており、時代考証もなかなかに綿密であるように思われる。そのあり様はウンベルト・エーコを想起させないでもない。少なくても、歴史小説としてのリアリティには細心の注意が払われていると言えるだろう。下巻の、そして全体の終幕は予想もつかない。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2019年06月10日
    385人がナイス!しています
  • カタリ派の出てくる小説を読み続けて、セオドア・ローザック、佐藤賢一、帚木蓬生、ケイト・モス、そしてこの坂東さんの作品で遂に5作品目になりました。ヴェネチアが舞台で主人公がジパングの血を引く奴隷という魅 カタリ派の出てくる小説を読み続けて、セオドア・ローザック、佐藤賢一、帚木蓬生、ケイト・モス、そしてこの坂東さんの作品で遂に5作品目になりました。ヴェネチアが舞台で主人公がジパングの血を引く奴隷という魅力的な設定、更にマルコ・ポーロ一族やカタリ派、聖杯まで絡み間違いなく歴史ロマン大作でした。第一章はかなり時間がかかりましたが、第二章からはページをめくる手が止まりません。夏桂の運命やいかに! …続きを読む
    財布にジャック
    2011年08月19日
    54人がナイス!しています
  • 読友さんのおすすめで読みました。とっても面白くて読んで良かったです。マルコポーロ家の奴隷男が主人公。13世紀のイタリアの奴隷制度、キリスト教の宗派同士の争い、市井の庶民の様子、貿易商たちの何年もかかる 読友さんのおすすめで読みました。とっても面白くて読んで良かったです。マルコポーロ家の奴隷男が主人公。13世紀のイタリアの奴隷制度、キリスト教の宗派同士の争い、市井の庶民の様子、貿易商たちの何年もかかる船旅、など、、興味津々(^^)。異邦人、異端、伝道師、「聖杯」、山賊、公開処刑。。現代から見れば異世界ファンタジーのような話の展開ですが、世界史として十分ありえる話なんだろうな。続きが気になります! …続きを読む
    そら
    2019年04月20日
    41人がナイス!しています

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