遊戯する神仏たち 近世の宗教美術とアニミズム

遊戯する神仏たち 近世の宗教美術とアニミズム

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年08月04日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
209
ISBN:
9784048836159

遊戯する神仏たち 近世の宗教美術とアニミズム

  • 著者 辻 惟雄
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年08月04日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
209
ISBN:
9784048836159

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「遊戯する神仏たち 近世の宗教美術とアニミズム」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 精神的に煮詰まってくると、こういった本が好き。寝そべってぼんやり読むと中世の人々が描いた世界に迷い込める。それにしてもモノトーンが実に多彩に浮かび上がるから不思議なものだ。 精神的に煮詰まってくると、こういった本が好き。寝そべってぼんやり読むと中世の人々が描いた世界に迷い込める。それにしてもモノトーンが実に多彩に浮かび上がるから不思議なものだ。
    キムチ
    2014年10月17日
    29人がナイス!しています
  • 軽く読める近代日本の宗教美術論。大好きな司馬遼の流れと似ていて随所に拾いものあり。宗教美術におき 仏・菩薩の何物にもとらわれない自由な在り様を遊解と説く。三章でアニミズム・野に生きた僧・飯田市の傑作を 軽く読める近代日本の宗教美術論。大好きな司馬遼の流れと似ていて随所に拾いものあり。宗教美術におき 仏・菩薩の何物にもとらわれない自由な在り様を遊解と説く。三章でアニミズム・野に生きた僧・飯田市の傑作を豊富な写真入りで語る。西洋とは異なり自然と人々の間に境界を設けぬ日本美術・・自然への親しみを込めユーモラスに遊ぶ表現法が根付いていた。江戸期にはとてつもなく神仏混淆が人々の生活、心に浸透していて、ある意味技巧を超える木工や絵画を残している・・円空・木喰・白隠・北斎そして地方都市の傑作を紹介している。 …続きを読む
    キムチ
    2014年02月03日
    20人がナイス!しています
  • 元来インド仏教にはなかった「草木成仏」の思想をすんなり受容する日本。仏像や絵画にも自然への畏怖、アミニズムが宿る。古くは土偶に表れる蛇信仰、時代下ってつくも神や百鬼夜行、鳥獣戯画。個々の論にあまり強い 元来インド仏教にはなかった「草木成仏」の思想をすんなり受容する日本。仏像や絵画にも自然への畏怖、アミニズムが宿る。古くは土偶に表れる蛇信仰、時代下ってつくも神や百鬼夜行、鳥獣戯画。個々の論にあまり強い繋がりはないものの、円空、木喰、在野の僧風外慧薫、白隠さん、北斎の作品を時に写真つきで解説されている。最後に取り上げられた明治期の天龍道人源道、全く知らなかったがとてもインパクトある蓮絵、見てみたい。どなたか研究されているだろうか。仙厓さんに先んじた慧薫も気になる。白隠さんの絵は永青文庫に多数。 …続きを読む
    なおこっか
    2023年03月09日
    5人がナイス!しています

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