さいはての二人

さいはての二人

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年12月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
192
ISBN:
9784048731492

さいはての二人

  • 著者 鷺沢 萠
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年12月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
192
ISBN:
9784048731492

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「さいはての二人」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 前にも、表題作だけで満足して、まるっぽ一冊読まなかったような気がする。 今日は全篇読んだけど、思い出して語りたいのは表題作のことだけ。 ストーリじゃなくディテイルなんだよな。こんな構成の一話を、こんな 前にも、表題作だけで満足して、まるっぽ一冊読まなかったような気がする。 今日は全篇読んだけど、思い出して語りたいのは表題作のことだけ。 ストーリじゃなくディテイルなんだよな。こんな構成の一話を、こんな構成が似合う内容のはなしを、わたしも昔から書けたら良いと思いつつ書けない。女流に多い文体の極 …続きを読む
    烟々羅
    2012年10月16日
    16人がナイス!しています
  • 見知らぬ間柄のふたりが、知り合ってみれば、互いに当たり前の世間から隔てられた者同士だった。「ふたりぼっち」…周りからは理解されそうにない不思議で親密なひととき。それもやがて、ひとは、独りと気づく「さい 見知らぬ間柄のふたりが、知り合ってみれば、互いに当たり前の世間から隔てられた者同士だった。「ふたりぼっち」…周りからは理解されそうにない不思議で親密なひととき。それもやがて、ひとは、独りと気づく「さいはての二人」。表題作ほか2編も、血の繋がりを前提にしない、心の交流を描いていてやはり切ない。ただ、生の向こうに死があるのは当たり前として、3編とも死をもって語らせるようで、気になる。デビュー時から読んでいたこともあり、若くして生に終止符を打った作者の心のあり様に耳を澄ますような読み方を、またしてしまう。 …続きを読む
    アキ
    2019年01月16日
    11人がナイス!しています
  • 表題作の行き場のない心模様とか「約束」のどうしようもない重暗さとか、そんな袋小路から僅かに続いていく抜け道が印象的でした。「三編の中では、ほっこりな感じの「遮断機」が一番好きかな。いずれにしても真っ暗 表題作の行き場のない心模様とか「約束」のどうしようもない重暗さとか、そんな袋小路から僅かに続いていく抜け道が印象的でした。「三編の中では、ほっこりな感じの「遮断機」が一番好きかな。いずれにしても真っ暗闇から一筋の光が射してきて救われるところが良かったです。 …続きを読む
    RYOyan
    2020年12月14日
    7人がナイス!しています

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