君が壊れてしまう前に

君が壊れてしまう前に

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048730914

君が壊れてしまう前に

  • 著者 島田 雅彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048730914

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「君が壊れてしまう前に」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 映画「中学生円山」もそうだが、中学生男子は危険でエッチだということを全面に出し切っていた。これは、文体がユニークで本当に365日のことを天気から綴っている。そして、主人公にとって日記は羞恥の塊なため、自分 映画「中学生円山」もそうだが、中学生男子は危険でエッチだということを全面に出し切っていた。これは、文体がユニークで本当に365日のことを天気から綴っている。そして、主人公にとって日記は羞恥の塊なため、自分の本名は❤で表すという斬新さ。アフェアする。勉強8時間新記録でもあっちのほう(勃起)も2時間新記録みたいに変態の表現にキレがあって面白かった。そして婉曲に言うエロさの表現技法を学んだw …続きを読む
    チェ・ブンブン
    2013年06月27日
    13人がナイス!しています
  • 中学生の日記として書かれている。こんなうまく中学生っぽい文章書けるのすごいなーというのが安直ながらの感想。クラシックや文学、哲学に傾倒して、ツァラトゥストラの本を毎度持ち歩いたり、どうにか日常の破壊や 中学生の日記として書かれている。こんなうまく中学生っぽい文章書けるのすごいなーというのが安直ながらの感想。クラシックや文学、哲学に傾倒して、ツァラトゥストラの本を毎度持ち歩いたり、どうにか日常の破壊や革命を目論もうとしながら、夜のおかずを探している姿は中学生らしいもどかしさを感じた。逆に最近よくある不自然に頭の回りすぎる小中学生ではないので、言動に煩わしさというかモヤモヤを感じることもできる。学校と崩壊すらありえる家族にいるときの切り替えも自然だった。もしかしたら著者の実体験も入っているのかも? …続きを読む
    色々甚平
    2017年12月04日
    6人がナイス!しています
  • タイトルからして、もっとシリアスな内容を想像していたのだけれど、実際に読んでみると、性欲に悶々とはしているけれど、1975年の東京郊外を舞台にした、そこそこにいけている中学生の日記体の小説。これはある タイトルからして、もっとシリアスな内容を想像していたのだけれど、実際に読んでみると、性欲に悶々とはしているけれど、1975年の東京郊外を舞台にした、そこそこにいけている中学生の日記体の小説。これはある程度著者の体験も反映されているのだろうか?日記では憂鬱だとか、ついてないとか言いながらも、実は結構美味しい目にもあっているのが、個人的には気に食わない(笑)。後、江口五月の死は痛ましかった。かなり早い時点で最終的に主人公とエミコがくっつくのは、予想がついたけれど、それがいわば五月の死によってもたらされたとは… …続きを読む
    amanon
    2012年06月07日
    2人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品