いちばん初めにあった海

いちばん初めにあった海

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1996年08月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
268
ISBN:
9784048729956

いちばん初めにあった海

  • 著者 加納 朋子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1996年08月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
268
ISBN:
9784048729956

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「いちばん初めにあった海」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読破。長編かな、と思ったら表題作の他にもう1編収録されていた中編集でした。くるくると視点の変わる物語展開に、最初はあたふたとしてしまいましたが、終盤、全ての事象を貫いていた糸が収斂するように、1つのカタ 読破。長編かな、と思ったら表題作の他にもう1編収録されていた中編集でした。くるくると視点の変わる物語展開に、最初はあたふたとしてしまいましたが、終盤、全ての事象を貫いていた糸が収斂するように、1つのカタチになっていく、とても優しい物語でした。別の物語と思っていた「化石の樹」も繋がっていて、これまたじんわりと染みこむ物語です。 …続きを読む
    七色一味
    2015年03月27日
    66人がナイス!しています
  • 表題作が何とも不安定な世界観で『どこで』『何を』「行きつ戻りつ」しているのか何度も迷いそうになりました。でも、主人公が向き直す辺りから一気に引き込まれました。「化石の樹」の語り口調の優しい事。硬くなっ 表題作が何とも不安定な世界観で『どこで』『何を』「行きつ戻りつ」しているのか何度も迷いそうになりました。でも、主人公が向き直す辺りから一気に引き込まれました。「化石の樹」の語り口調の優しい事。硬くなった心がほぐされて本を閉じたときに「いいもの読んだなぁ」とほっこりしました。やっぱり加納さん好きです。 …続きを読む
    スケキヨ
    2010年07月20日
    28人がナイス!しています
  • 表題作と他1作収録。1冊丸ごとの長編だと思って読んでいたら唐突に終わってしまいなんだか中途半端で消化不良を起こした感じ。やはり初期の頃の作品なのでいまひとつ完成度が低いのかしら?同時収録の短編も同時期 表題作と他1作収録。1冊丸ごとの長編だと思って読んでいたら唐突に終わってしまいなんだか中途半端で消化不良を起こした感じ。やはり初期の頃の作品なのでいまひとつ完成度が低いのかしら?同時収録の短編も同時期のものなら似たような感じかもしれないから読まなくてもいいかな~・・・などと不遜なことを思いつつ、ついでに、と思い読んだ。別の短編じゃなくてオムニバスだったとは・・・(汗)読んでよかった・・・初期だろうがなんだろうが、やはり加納作品でした。優しい気持ちになれるいいお話。特に「他1作」の方がよかった。 …続きを読む
    Akiki
    2014年04月07日
    17人がナイス!しています

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