怨念の日本文化 妖怪篇

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年07月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784047032644
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怨念の日本文化 妖怪篇

  • 著者 阿部 正路
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年07月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784047032644

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「怨念の日本文化 妖怪篇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  •  「幽霊篇」に続く第2弾。  日本における妖怪という存在を古代から現代まで多様な側面から紹介しつつ、自由にアイデアを展開させている。  現代の漫画や映画、社会的事象とからめながら論じられており、民俗学の  「幽霊篇」に続く第2弾。  日本における妖怪という存在を古代から現代まで多様な側面から紹介しつつ、自由にアイデアを展開させている。  現代の漫画や映画、社会的事象とからめながら論じられており、民俗学の現代的な意義を追求しているのが伝わってくる。その分、妖怪そのものへの扱いには、やや物足りなさも残る。時代を超えて有効性をもつほどの議論には至っていない。  「歴史読本」「歴史と旅」「民話の世界」「ユリイカ」などに発表された多数の文章を一冊にまとめていることもあり、議論が散漫かつ重複しているのも気になる。 …続きを読む
    志村真幸
    2022年07月29日
    2人がナイス!しています
  • 妖怪と言っても、鬼太郎に出てきそうなものでは無く、もっと広義で日本文学に現れる"あやかしのもの"を紹介。幽霊との違いは、人間としてのアイデンティティがあるかどうか。只、範囲を広くした反面曖昧になってしま 妖怪と言っても、鬼太郎に出てきそうなものでは無く、もっと広義で日本文学に現れる"あやかしのもの"を紹介。幽霊との違いは、人間としてのアイデンティティがあるかどうか。只、範囲を広くした反面曖昧になってしまった感も。そこが妖怪、なのかもしれないが。妖怪、妖怪と言いながら、文中に幽霊の話題が多かったり、全体として散漫な印象も受けるが、あとがきによるとあちこちに寄稿した文を編集したものだかららしい。幽霊編と続けて読むと、ちょっとガッカリしてしまう内容だったが、日替りで妖怪が出現する「稲生物怪録」の話は面白かった。 …続きを読む
    印度 洋一郎
    2011年10月15日
    2人がナイス!しています

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