神戸新聞の100日

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
2
ISBN:
9784043523016
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神戸新聞の100日

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
2
ISBN:
9784043523016
1995年1月17日、午前5時46分。阪神・淡路大震災の激震は、神戸新聞本社を新聞発行不能な状況に陥れた。だが大災害のなか、神戸新聞社は社員一丸となり、新聞を発行し続けた。ジャーナリストとして、企業人として、一人の人間として、彼らはいかにして危機に立ち向かったのか。大震災をめぐる地域ジャーナリズムの戦いを克明に描く感動のノンフィクション!震災後の神戸と神戸新聞の5年間を綴る「被災地の1826日」も収録。 1995年1月17日、午前5時46分。阪神・淡路大震災の激震は、神戸新聞本社を新聞発行不能な状況に陥れた。だが大災害のなか、神戸新聞社は社員一丸となり、新聞を発行し続けた。ジャーナリストとして、企業人として、一人の人間として、彼らはいかにして危機に立ち向かったのか。大震災をめぐる地域ジャーナリズムの戦いを克明に描く感動のノンフィクション!震災後の神戸と神戸新聞の5年間を綴る「被災地の1826日」も収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 本社崩壊
デスク会
震度1
南と北
FX研修
「本日特記事項なし」
いつもの朝
市営住宅の火事
遅刻
眠れぬ男たち
大震災発生
揺れる新聞会館

第2章 輪転機始動
カメラを手に
速報流れず
三宮を目指せ
CTSダウン
震度5の京都で
協定発動を
京都へ
彼女は大丈夫か
ホットライン送稿
四ページの夕刊
応援組出動
走れナナハン

第3章 決断
センター移転
臨時編集局開設
第一報
チヌーク飛来
三十分一本勝負
助けて
ヘリ輸送
対策本部設置
ビルを探せ
七千万円のリュック
時間の壁突破

第4章 父と母
被災者になって分かったこと
社会部長の母
瓦礫の街に新聞を
生を与えられた者として
平成の記者たち
被災者の目線

第5章 再構築
七で起こせ
残り四十八時間
塚原学校
移転と突入
六甲おろし
春よ、来い
臨時号発行
純神戸新聞

第6章 生きる
再起
合同企画
訣別
復興のために
検証と追跡
忘れない
鶏頭の花

単行本あとがき

〈被災地の一八二六日〉
  ─その後の神戸と神戸新聞─
文庫版あとがき
解説  鎌田 慧

「神戸新聞の100日」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 感想を書こうにも、自分の今の気持ちを表せるいい言葉が見つからない。それ程凄かった。震災に見舞われながらも無休刊って。私はこれまで、幸い大きな災害に遭ったことはない。でも情報って必要なんだよね。それは私 感想を書こうにも、自分の今の気持ちを表せるいい言葉が見つからない。それ程凄かった。震災に見舞われながらも無休刊って。私はこれまで、幸い大きな災害に遭ったことはない。でも情報って必要なんだよね。それは私にも分かる。自身も被災者でありながらも取材したり写真撮ったり。そんな人達のおかげで、情報を得ることのできる人が大勢いるわけで。何でかわからないけど、胸が締め付けられた。東日本大震災でもそうだったと思うけど、被災者にカメラを向けるって私達には想像もつかない想いや葛藤があるんだろうな。 …続きを読む
    ぴーなっつ
    2015年08月21日
    11人がナイス!しています
  • 阪神大震災から、ちょうど20年。何もかもが「破壊」「寸断」された状況で人々に情報を伝えるのは「新聞」。しかも地元の、住民レベルの情報は、自分達にしか出来ない、と大きな使命感を抱いて発行に至る濃密なドキュ 阪神大震災から、ちょうど20年。何もかもが「破壊」「寸断」された状況で人々に情報を伝えるのは「新聞」。しかも地元の、住民レベルの情報は、自分達にしか出来ない、と大きな使命感を抱いて発行に至る濃密なドキュメント。20年前の凄惨なテレビ映像が思い出され、その裏側で、必死になって動いている新聞社の人達の姿が思い浮かばれます。 …続きを読む
    ユー
    2015年01月18日
    7人がナイス!しています
  • あの朝、高架線路上で車両が脱線しているのを横目で見ながらも、「まだ」仕事をするつもりで広告原稿を持った私は神戸新聞会館(神戸新聞社の本社屋が入ったビル)を目指して歩いた。何も変わらない昨日までを今につ あの朝、高架線路上で車両が脱線しているのを横目で見ながらも、「まだ」仕事をするつもりで広告原稿を持った私は神戸新聞会館(神戸新聞社の本社屋が入ったビル)を目指して歩いた。何も変わらない昨日までを今につなぎ止めようとの思いが、みな仕事に向かわせたのかもしれない。でもすぐに、仕事をすることで生きていることを実感できる人と、まさに「生きる」それだけの人とを、あの極限状況ははっきりと区別してしまった。 …続きを読む
    アキ
    1970年01月01日
    6人がナイス!しています

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