優しい時間

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年04月22日
判型:
文庫判
ページ数:
208
ISBN:
9784043520169
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優しい時間

  • 著者 灰谷 健次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年04月22日
判型:
文庫判
ページ数:
208
ISBN:
9784043520169

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「優しい時間」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 渡嘉敷島に移住した著者が記したエッセイ集。現代のニライ(楽土)と言われる土地でありながら、それは島の「楽」の面だけを見ているに過ぎないと言う。島ちゃび(離島苦)をも共に感じることで、渡嘉敷の住人として溶け 渡嘉敷島に移住した著者が記したエッセイ集。現代のニライ(楽土)と言われる土地でありながら、それは島の「楽」の面だけを見ているに過ぎないと言う。島ちゃび(離島苦)をも共に感じることで、渡嘉敷の住人として溶け込んだ灰谷さんのしなやかさを感じます。そして「児童文学」に関する真摯な思いも感じる一冊。人間が人間らしく生きるための視点を示唆してくれる様なエッセイ集でした。 …続きを読む
    piro
    2025年03月02日
    36人がナイス!しています
  • 「自然が美しいということは、その美しい自然を感じる人の心が必要、美しい自然を美しく保つ人の意志と行動力が必要です」「本はなくても子は育つという言い方があるが、私自身に限って言えば本がなければ私は育って 「自然が美しいということは、その美しい自然を感じる人の心が必要、美しい自然を美しく保つ人の意志と行動力が必要です」「本はなくても子は育つという言い方があるが、私自身に限って言えば本がなければ私は育っていなかった。虚栄の人間にならないよう努める意志力は読書することによっていくらか身についたように思うのだ」という言葉と、「若者と読書」のページが面白かった。灰谷さんの詩、著書で勧めている鎌田さんの本からの言葉が身に沁みた。コメントに残しておこう。 …続きを読む
    MIHOLO
    2016年12月16日
    18人がナイス!しています
  • タイトルの通り、優しさについて書かれたエピソードがいくつか登場します。その後はいくつものワードが登場し、その本質について問いかけられます。労働とは何か、言葉とは何か。いろんなことを考えるきっかけを頂い タイトルの通り、優しさについて書かれたエピソードがいくつか登場します。その後はいくつものワードが登場し、その本質について問いかけられます。労働とは何か、言葉とは何か。いろんなことを考えるきっかけを頂いたような気がします。 エッセイの中でいくつも批評が飛び、灰谷先生に対して少し怖い印象を持ちましたが、渡嘉敷島に移住し、島民に対して優しい人たちだと感じている灰谷さんが実は一番優しいのではないかと思いました。 「若者は本を読まないと嘆いているやつが本を読め!」には笑ってしまいました。 …続きを読む
    わった
    2015年07月24日
    10人がナイス!しています

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