「海の図(上) 彷徨の海」感想・レビュー
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ふと灰谷健次郎氏の小説を読みたくなって図書館で手に取った。環境破壊という社会問題を背景に感受性豊かな生徒たちの教師や学校に対する不満、葛藤などを描き出す心理描写はさすがだなと舌を巻く。「親の世代がいい …続きを読む2016年10月13日8人がナイス!しています
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「迷ったり、悩んだりすることって、とても大事なことなんじゃないかな。自分に対して悩むんだもん。」 美しい。瑞々しい。匂い立つ。 灰谷健次郎の多くの作品に見られるように、今回も学校が一つの舞台だ。しかし …続きを読む2015年08月26日5人がナイス!しています
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高校3年生の壮吉。登校拒否や亡き父の生前の仕事を調べながら自分の価値観を模索していく。思春期はこんなこと感じてたかなと思いを巡らす。自分の価値観を持つための試行錯誤を許してくれない大人たち。学校に行け …続きを読む2015年03月07日4人がナイス!しています