「手と目と声と」感想・レビュー
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灰谷さんの小説はなぜか胸を締め付けられる。在日朝鮮人の男性が抱え込んできた悔しさ。戦争を体験した沖縄の人の悲しみ。言語障害をもった子どもたちの呻くようでありながら感情のこもった会話。あなたは、私は、そ …続きを読む2025年02月04日37人がナイス!しています
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灰谷健次郎の眼差しは虐げられたものたち、顧みられないものたちに向けられ、彼らの悲しみや優しさが描きだされる。収められている短編のいずれもそんな弱いものたちの悲しみ、その悲しみが生む優しさが、温かい筆致 …続きを読む2018年12月29日5人がナイス!しています
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教師は、大人の価値尺度で子どもを見てはならない。子どもの立場にたった真の思いやりとは。教育現場だけでなく、家庭教育でも大多数の大人が忘れがちな思いやりの大切さを身に染みて感じられる作品。2012年04月07日3人がナイス!しています