泣かない子供

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043480029
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泣かない子供

  • 著者 江國 香織
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043480029
子供から少女へ、少女から女へ……時を飛び越えて浮かんでは留まる遠近の記憶、あやふやに揺れる季節の中でも変わらぬ周囲へのまなざし。こだわりの時間を柔らかに、せつなく描いたエッセイ集。 子供から少女へ、少女から女へ……時を飛び越えて浮かんでは留まる遠近の記憶、あやふやに揺れる季節の中でも変わらぬ周囲へのまなざし。こだわりの時間を柔らかに、せつなく描いたエッセイ集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「泣かない子供」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読、エッセイ。96年の出版だからだいぶ昔。5章に分かれて、数行〜数ページのたくさんの文章。読んだはずなのに、『月の砂漠のツアーバス』以外は覚えていなかった。だから、新鮮。テーマは旅や家族や、読書や、食 再読、エッセイ。96年の出版だからだいぶ昔。5章に分かれて、数行〜数ページのたくさんの文章。読んだはずなのに、『月の砂漠のツアーバス』以外は覚えていなかった。だから、新鮮。テーマは旅や家族や、読書や、食べ物や、江國さんの好きなものが、いろいろ。あとがきの俵万智さんも書いているけど、散文的な手紙の下書きといった感じ。江國さんと親しい友だちにでもなった気分になれた。香織のトコは妹がいて、しかも今だに仲が良くていいわよね〜、なんて感じで。 …続きを読む
    オリーブ子
    2016年02月05日
    81人がナイス!しています
  • 鋭い感性で美しい日常が語られていると思いました。記憶や季節への眼差しの優しさとあやふやさは、丁寧に日々を過ごして繊細な目で色々な物事を見ているからなのでしょう。センスが凄く優れているからこそこだわりの 鋭い感性で美しい日常が語られていると思いました。記憶や季節への眼差しの優しさとあやふやさは、丁寧に日々を過ごして繊細な目で色々な物事を見ているからなのでしょう。センスが凄く優れているからこそこだわりの時間を柔らかく過ごしているような気がしました。心に沁み入るような日々。江國さんのエッセイを読むと豊かな気持ちになれます。 …続きを読む
    優希
    2015年03月21日
    67人がナイス!しています
  • これは徒然草ですね。心に移りゆくよしなし事。月の砂漠のツアーバス。夜の散歩。ラーメン屋。脂とり紙。江國家の人々はとても魅力的。お父さんがホントにいいね。「アンドリさんいくか?」昔から馴染んできたお菓子 これは徒然草ですね。心に移りゆくよしなし事。月の砂漠のツアーバス。夜の散歩。ラーメン屋。脂とり紙。江國家の人々はとても魅力的。お父さんがホントにいいね。「アンドリさんいくか?」昔から馴染んできたお菓子屋さんが突然なくなることほど悲しいことはない。それにしても江國さんの読む本は知らない本それも外国の本が多いな。さすがだな。花を愛し庭を愛するイギリス人、魔法の城アルハンブラの紀行文には得も言われぬ共感。私も無駄なものばかり多い銀座の街が大好きです。「愛すること」についてのラルフへの手紙は最高だった。 …続きを読む
    エドワード
    2014年10月09日
    50人がナイス!しています

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