ピエドラ川のほとりで私は泣いた

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784042750031
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ピエドラ川のほとりで私は泣いた

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784042750031
スペインの小さな田舎町で教鞭を執る29歳の女性ピラールは、12年ぶりに再会した幼なじみの男性から愛を告白される。病を治す力をもつ修道士の彼は、彼女に自分と一緒に来てほしいというが、今の暮らしを捨てる決心がつかずにピラールは悩む。彼との旅を通して、真実の愛と神の力を再発見していく。すべての愛の中には成長の種子が秘められている。愛に身をゆだねることの大切さを描いた、世界的ベストセラー。

本書はブラジルの作家、パウロ・コエーリョの“Na margem do rio Piedra eu sentei e chorei”(一九九四年)の日本語訳です。パウロが自らを女性に擬して、一人の女性の愛の回復と神の再発見を描いています。そのプロセスは異なるとしても、まさしくパウロの人生に起ったことと同じだということもできるのでしょう。彼はあるインタビューの中で、「作家の役割は、人々に何かを伝えることではなく、人々が自らを映し出すための鏡となることだ」と語っています。
『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』の主人公ピラールの中に、訳者自身も何度も昔の自分の姿、今の自分の姿を見出したものです。人に笑われるのではないか、文句を言われはしないかといった怖れや、自分の中の他者の支配から抜け出して、自分の本当の心の声に素直に従い、自分の夢とあこがれを自分に許した時、私たちは真の幸せと喜びを体験できるのだということを、ピラールの物語は私たちに語りかけているのだと思います。(訳者あとがきより)
スペインの小さな田舎町で教鞭を執る29歳の女性ピラールは、12年ぶりに再会した幼なじみの男性から愛を告白される。病を治す力をもつ修道士の彼は、彼女に自分と一緒に来てほしいというが、今の暮らしを捨てる決心がつかずにピラールは悩む。彼との旅を通して、真実の愛と神の力を再発見していく。すべての愛の中には成長の種子が秘められている。愛に身をゆだねることの大切さを描いた、世界的ベストセラー。

本書はブラジルの作家、パウロ・コエーリョの“Na margem do rio Piedra eu sentei e chorei”(一九九四年)の日本語訳です。パウロが自らを女性に擬して、一人の女性の愛の回復と神の再発見を描いています。そのプロセスは異なるとしても、まさしくパウロの人生に起ったことと同じだということもできるのでしょう。彼はあるインタビューの中で、「作家の役割は、人々に何かを伝えることではなく、人々が自らを映し出すための鏡となることだ」と語っています。
『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』の主人公ピラールの中に、訳者自身も何度も昔の自分の姿、今の自分の姿を見出したものです。人に笑われるのではないか、文句を言われはしないかといった怖れや、自分の中の他者の支配から抜け出して、自分の本当の心の声に素直に従い、自分の夢とあこがれを自分に許した時、私たちは真の幸せと喜びを体験できるのだということを、ピラールの物語は私たちに語りかけているのだと思います。(訳者あとがきより)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本書成立の背景は、1858年にベルナデットが出会った聖母マリアの事績にあることは明らかである。その地は後にルルドの泉として数々の奇蹟によって世界中に知られるようになるのだが、最も重要なことは泉の治癒力では 本書成立の背景は、1858年にベルナデットが出会った聖母マリアの事績にあることは明らかである。その地は後にルルドの泉として数々の奇蹟によって世界中に知られるようになるのだが、最も重要なことは泉の治癒力ではなく、ベルナデットが(聖母マリア自身から)「無原罪の御宿リ」を聞いたことにある。ここに立脚点を置くコエーリョの小説は、マリア信仰の持つ女性性にひたすらに光を当ててゆく。カトリックからすれば異端視されかねないくらいにである。彼の信仰的立場は明白だが、小説としてみれば感動がはたして読者に伝わるかは疑問である。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年01月23日
    350人がナイス!しています
  • 「神に祈る言葉など、神の方では選びはしない。どんな言葉でも、どんな祈りでも、神に向けた真摯なものであれば、それは届いている」最初のはしがきからは、そう読んだ。この話は、私にとってはもうそれで十分だ。作 「神に祈る言葉など、神の方では選びはしない。どんな言葉でも、どんな祈りでも、神に向けた真摯なものであれば、それは届いている」最初のはしがきからは、そう読んだ。この話は、私にとってはもうそれで十分だ。作者の心の優しさに共感するが、そこから発されるものにはどうも共感できない。生まれついての、カトリックに関わることが身に付いた人たちには、それを改めて理解するのにスピリチュアルが必要である、こともあるのかもしれないな。 …続きを読む
    ケイ
    2020年04月24日
    105人がナイス!しています
  • 信仰と愛を取り戻すための旅をつづった物語。いい言葉がたくさんあるな、というのはこの作者の作品に共通する印象。(どちらかと言えば)宗教色の弱い、アルケミストの方が好きかもしれない。 信仰と愛を取り戻すための旅をつづった物語。いい言葉がたくさんあるな、というのはこの作者の作品に共通する印象。(どちらかと言えば)宗教色の弱い、アルケミストの方が好きかもしれない。
    びす男
    2016年10月27日
    72人がナイス!しています

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