死を誘う暗号

死を誘う暗号

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年10月05日
判型:
文庫判
ページ数:
464
ISBN:
9784042541219
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死を誘う暗号

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年10月05日
判型:
文庫判
ページ数:
464
ISBN:
9784042541219

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「死を誘う暗号」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 全寮制寄宿学校の生徒達が、自らを諜報機関員として仲間達と秘密の暗号文書交換等で遊ぶ。彼らは十代半ばで思春期に至るや引退する設定。年齢の割に幼く描写されており、小説に入り込みにくい。近辺の園芸店の平凡な 全寮制寄宿学校の生徒達が、自らを諜報機関員として仲間達と秘密の暗号文書交換等で遊ぶ。彼らは十代半ばで思春期に至るや引退する設定。年齢の割に幼く描写されており、小説に入り込みにくい。近辺の園芸店の平凡な中年の男の結婚した妻は、他の男の許に逃げているが、中年男は妻が忘れられず人知れず夜な夜な妻の住む家を恋しく眺める。生徒達の暗号文書交換は偶々この中年男の知る所になり、ここから話が展開、故殺事件が発生する。’87年作品とて英国諜報機関へのソ連スパイ浸透工作等の時代背景を受けての作品だが、やや現実離れの感がある。 …続きを読む
    bapaksejahtera
    2025年04月15日
    14人がナイス!しています
  • 2つの物語のうち、一方は振られ男のうじうじした日常の根暗な生活が淡々と綴られるのはいつものレンデル調なのだが、もう一方はスパイごっこに興じる少年たちの、云わば青春物語だなんて!!これがもう、おいらの少年 2つの物語のうち、一方は振られ男のうじうじした日常の根暗な生活が淡々と綴られるのはいつものレンデル調なのだが、もう一方はスパイごっこに興じる少年たちの、云わば青春物語だなんて!!これがもう、おいらの少年心をくすぐった。そして、2つの物語がハッピーエンドなのもまたレンデルらしくなく珍しい。 …続きを読む
    Tetchy
    2009年03月02日
    6人がナイス!しています
  • はるか昔に読んで再読。初見と同じ。ジョンのような、愚直なまでに誠実で保守的な人が、転落のみぎわまで自分を追い込んでいく様子がとてもよくわかる。彼がみぎわから落ちなくてよかった。少年たちの真剣な遊びもお はるか昔に読んで再読。初見と同じ。ジョンのような、愚直なまでに誠実で保守的な人が、転落のみぎわまで自分を追い込んでいく様子がとてもよくわかる。彼がみぎわから落ちなくてよかった。少年たちの真剣な遊びもおもしろい。『名探偵カッレくん』のバラ戦争、『ツバメ号とアマゾン号』の海賊や野蛮人の戦いなど、海外児童文学にはしばしば登場するこの「真剣な遊び」にはとても興味をひかれる。この物語の一番の悪役は「ドラゴン」だったのではないかと思う。 …続きを読む
    菱沼
    2017年07月15日
    3人がナイス!しています

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