*死のカルテット

*死のカルテット

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1985年11月14日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042541073
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*死のカルテット

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1985年11月14日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042541073

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「*死のカルテット」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 変わらぬ日常が繰り広げられるはずだったところに突然転機となる事件が起こったら、貴方はどうするだろうか?人生に“もし”はないが、本書はその“もし”の連続の物語だ。この“もし”の選択肢の中で我々は生きている。そ 変わらぬ日常が繰り広げられるはずだったところに突然転機となる事件が起こったら、貴方はどうするだろうか?人生に“もし”はないが、本書はその“もし”の連続の物語だ。この“もし”の選択肢の中で我々は生きている。その選択肢の1つを選び間違えたが故の歩むべきでなかった人生の道筋。平凡な毎日は選択を一歩間違えばこんな悲劇が待っている。心にずっと痛みが残るような出来事はちょっとしたタイミングや心に差す魔によって起こる。皮肉に満ちた作品だ。最後にある有名な曲の一節でこの感想を結ぼう。「誠実さ、なんて寂しい言葉なんだろう」 …続きを読む
    Tetchy
    2019年09月15日
    117人がナイス!しています
  • 日常生活に飽いた銀行員が、突然現れた強盗に乗じて金を盗み、逃避行をして別な人生を歩もうとします。突破的に大それたことをしてしまった小市民。そんなに世の中甘くないのは想像に難くはありません。金を手にした 日常生活に飽いた銀行員が、突然現れた強盗に乗じて金を盗み、逃避行をして別な人生を歩もうとします。突破的に大それたことをしてしまった小市民。そんなに世の中甘くないのは想像に難くはありません。金を手にしたことで、苦悩の方が勝ってしまうのです。強盗、銀行員のそれぞれの思惑が外れ、打開を試みればみるほど負のスパイラスに陥る過程が面白いですね。皮肉極まりない決着の付け方は、レンデルならではのどんより感が漂います。そもそもの発端となった強盗の二人組みの、近親憎悪とも言うべき、掛け合いがいい味出しています。 …続きを読む
    hit4papa
    2021年08月20日
    57人がナイス!しています
  • レンデルさんのノンシリーズ。銀行強盗にまつわる犯罪小説なんだけれども、内容は心理サスペンス。舞台はイギリスですが、60年代フランス映画のような雰囲気。おしゃれ、そして悲しい愛の物語。最終章でうまくパズル レンデルさんのノンシリーズ。銀行強盗にまつわる犯罪小説なんだけれども、内容は心理サスペンス。舞台はイギリスですが、60年代フランス映画のような雰囲気。おしゃれ、そして悲しい愛の物語。最終章でうまくパズルがはまってしまうところが、意地悪だけどいかにもレンデルさん。 …続きを読む
    Ayah Book
    2021年02月15日
    12人がナイス!しています

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