オイディプスの報酬

オイディプスの報酬

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1978年11月22日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784042536017
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オイディプスの報酬

  • 著者 石井 聰亙
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1978年11月22日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784042536017

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「オイディプスの報酬」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ベトナム帰りのジョニーは憎き父親から大金を騙し取るべく故郷に帰ってきた。父の後妻ルシルを味方につけ計画は成功するかに見えたが、事態は予想外の展開となり二人を呑み込んでいく…ニーリィの三大傑作とされる内 ベトナム帰りのジョニーは憎き父親から大金を騙し取るべく故郷に帰ってきた。父の後妻ルシルを味方につけ計画は成功するかに見えたが、事態は予想外の展開となり二人を呑み込んでいく…ニーリィの三大傑作とされる内の一作。父・息子・父の後妻という三角関係が徐々に捻れていく過程を個性的な登場人物を絡ませながら描く展開が秀逸。「心引き裂かれて」「殺人症候群」より真相のインパクトは劣りますが、中盤以降の勝者と敗者が入れ替わりながら結末まで引っ張る高いリーダビリティはニーリィの独壇場。もし可能なら新訳で読んでみたい作品です。 …続きを読む
    のざきち
    2025年03月03日
    28人がナイス!しています
  • 富豪の父親の若い後妻とねんごろになった男。男は父親と亡きものとして、金と女を手に入れようとたくらむが、というゲスなサスペンス。親子そろっての品性下劣さは、ホラーに域に達していると言ってよいでしょう。登 富豪の父親の若い後妻とねんごろになった男。男は父親と亡きものとして、金と女を手に入れようとたくらむが、というゲスなサスペンス。親子そろっての品性下劣さは、ホラーに域に達していると言ってよいでしょう。登場人物たちの心理の探り合いといったねちっこい描写はお上手です。騙しの職人ニーリィの作品ですが、どんでん返しは半回転ひねりぐらいで肩透かし気味か。残念ながら翻訳が古臭くて、父親殺しを企む主人公のやさぐれ感が苦笑いを誘います。「承知のすけ」ってのは如何なものか...。ニーリィお得意のサイコ度は低いんですね。 …続きを読む
    hit4papa
    2017年08月17日
    17人がナイス!しています
  • 受け取る報酬は小さいが、支払った代償は大きかった。 受け取る報酬は小さいが、支払った代償は大きかった。
    guriko
    2019年02月02日
    2人がナイス!しています

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