*死の診断

*死の診断

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1979年09月27日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784042364023
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*死の診断

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1979年09月27日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784042364023

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「*死の診断」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 79年(昭和54年)の340円の文庫初版。ビアスの表題作を含む16編の怪奇譚を収録で、各話の扉に挿絵がある。うち「幽霊屋敷さまざま」と「行方不明の謎」は前者が7話、後者が3話の掌編から成っている。掌編は尻切れト 79年(昭和54年)の340円の文庫初版。ビアスの表題作を含む16編の怪奇譚を収録で、各話の扉に挿絵がある。うち「幽霊屋敷さまざま」と「行方不明の謎」は前者が7話、後者が3話の掌編から成っている。掌編は尻切れトンボが多く、いかにも実録っぽさを醸している(ビアスの創作なのか判断に迷うレベル)。底本は2冊で、岩波の「いのちの半ばに」から1編だけ抽出した「アウル・クリーク鉄橋の出来事」は、死の瞬間のパノラマ視現象ならぬ現実逃避幻覚で、当人も衆人も気付かないけど、ある意味奇跡なのだろう。死の真実かも。★★★★☆☆ …続きを読む
    ニミッツクラス
    2022年08月24日
    29人がナイス!しています
  • 作品の出来の好みは分かれてしまうが、なかでも「アウル・クリークの鉄橋での出来事」は映画化作品「ふくろうの河」を観ていただけに、、原作と映画の面白さを比較しながら読めました。原作を忠実に、そしてある意味 作品の出来の好みは分かれてしまうが、なかでも「アウル・クリークの鉄橋での出来事」は映画化作品「ふくろうの河」を観ていただけに、、原作と映画の面白さを比較しながら読めました。原作を忠実に、そしてある意味原作以上の「ふくろうの河」未見の方は是非・・・って、本の感想になってないな~(笑) …続きを読む
    アーチャー
    2015年03月01日
    19人がナイス!しています
  • 皮肉を効かせた文章や風刺を含んだ背景。「悪魔の辞典」を彷彿とさせる手法で綴られた幽霊譚は、オーソドックスだからこそ馴染み深い恐怖をもたらし、まるで足の”ない”幽霊が歩き回っているようだ。そうしてビアスは 皮肉を効かせた文章や風刺を含んだ背景。「悪魔の辞典」を彷彿とさせる手法で綴られた幽霊譚は、オーソドックスだからこそ馴染み深い恐怖をもたらし、まるで足の”ない”幽霊が歩き回っているようだ。そうしてビアスは、その根源は全て生きている人間の側にある事を知らしめる。ビアス本人の謎多き最期と相まって、恐怖は更に募っていく、かも……。 …続きを読む
    mizuha
    2014年08月13日
    15人がナイス!しています

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