*カタロニア讃歌

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1975年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784042334026
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*カタロニア讃歌

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1975年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784042334026

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「*カタロニア讃歌」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • スペイン内戦と言えば、ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』もしくはアンドレマルロー『希望』を思い出す。だから、ファシズムに対する壮絶な戦いかと思いきや、冒頭からどこか長閑と言っていいほどの呑気さと、 スペイン内戦と言えば、ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』もしくはアンドレマルロー『希望』を思い出す。だから、ファシズムに対する壮絶な戦いかと思いきや、冒頭からどこか長閑と言っていいほどの呑気さと、あの『1984』の雰囲気が一致しなかつた。オーウェルが スペインから逃げ出すきっかけとなるバルセロナの攻防戦ですら、我が身が受けた襲撃をどこか他人事に書いている。が、解説を読んで納得。反ファシズムの為に戦う労働党も一つではなく、オーウェルが戦った同盟はマルロー達とは違う。そしてこの文体。色々と考えさせられる。 …続きを読む
    ケイ
    2017年08月17日
    155人がナイス!しています
  • ジョージ・オーウェル、とにかく迫力がすごい。体験の記録としても、考えたことの記録としても、真実の力がみなぎっています。 ジョージ・オーウェル、とにかく迫力がすごい。体験の記録としても、考えたことの記録としても、真実の力がみなぎっています。
    mstr_kk
    2024年01月10日
    6人がナイス!しています
  • ジョージ・オーウェルがスペイン内戦に参加した時の体験談。38ページに及ぶオーウェルの生い立ちなどを詳説した解説は充実。本書を読み解く時、注意したいのは、オリジナルの共産主義思想の究極の姿とは何か、それに ジョージ・オーウェルがスペイン内戦に参加した時の体験談。38ページに及ぶオーウェルの生い立ちなどを詳説した解説は充実。本書を読み解く時、注意したいのは、オリジナルの共産主義思想の究極の姿とは何か、それに対してスターリン主義のとる粛清をはじめとする残虐行為・考え方の違いをはっきり区別すること。本作で「共産主義者」と書かれているところは、ほとんどは「スターリン主義者」と置き換えて読み、一般的・思想的な共産主義思想とはまったく別物である。 …続きを読む
    荒野の狼
    2020年11月02日
    5人がナイス!しています

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