ワルツへの招待

ワルツへの招待

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1967年04月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784042231011
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ワルツへの招待

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1967年04月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784042231011

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ワルツへの招待」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本書が出版されたのが1932年、描かれているのは1920年代。いずれにしても、戦間期の平和な時代だ。著者のロザモンド・レーマンは、ヴァージニア・ウルフよりも20歳ほど年下だが、'20年代~'30年代はウ 本書が出版されたのが1932年、描かれているのは1920年代。いずれにしても、戦間期の平和な時代だ。著者のロザモンド・レーマンは、ヴァージニア・ウルフよりも20歳ほど年下だが、'20年代~'30年代はウルフの全盛期だ。当然ロザモンドにはウルフへの憧憬があっただろう。小説作法として「意識の流れ」を強く意識したのもそのためであったと思われる。ただ、本書では、それが17歳の少女オリヴィアの地域社交界へのデビューたるダンス・パーティに中心があるがゆえに、どうしても日常の域を超えることはなかった。⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2016年01月04日
    252人がナイス!しています
  • まだふわふわとした少女時代の、深き悩みを知らぬ主人公。貧しさを知らず、家族にも大きな問題のないオリヴィア。恋愛の本当の苦しさも、失恋の辛さもしらない。社交界にデビューし、色んな相手と踊りながら、期待に まだふわふわとした少女時代の、深き悩みを知らぬ主人公。貧しさを知らず、家族にも大きな問題のないオリヴィア。恋愛の本当の苦しさも、失恋の辛さもしらない。社交界にデビューし、色んな相手と踊りながら、期待に胸をときめかせている。しかし、私はこのような状況にはときめかないので、短いとはいえ後半はなかなかしんどい読書となった。解説には続編の紹介があり、そちらの方が読み応えがありそうに思える。 …続きを読む
    ケイ
    2017年02月05日
    125人がナイス!しています
  • 英国の中流家庭の姉妹ケイトとオリヴィアが舞踏会にデヴューする前の高揚した気分と当日経験した楽しい出会いをかなり忠実に描いた作品。舞踏会におけるオリヴィアの様々な人との出会いシーンが(ダラダラと?)続き、 英国の中流家庭の姉妹ケイトとオリヴィアが舞踏会にデヴューする前の高揚した気分と当日経験した楽しい出会いをかなり忠実に描いた作品。舞踏会におけるオリヴィアの様々な人との出会いシーンが(ダラダラと?)続き、舞踏会の終わりとともに本編も終わるため、昔の少女物語(?)のような気がしたが、このあと「恋するオリヴィア」へと続くようなのでさもありなん、と納得した。作者はエリザベス・ボウエンと並ぶ現代英国の代表的な女流作家、との紹介があとがきにあったが、パンチ力はボウエンの方があるような気がする。G669/1000。 …続きを読む
    まふ
    2024年12月18日
    99人がナイス!しています

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