阿Q正伝

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1961年03月27日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784042204015
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阿Q正伝

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1961年03月27日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784042204015
民族のマイナス面として典型化された「阿Q」を通して、〈辛亥革命〉の内臓を痛烈にあばき、その失敗を教訓として民族的決意を促す主題を貫く。魯迅の作家的存在を文学史上に定着させた代表作。 民族のマイナス面として典型化された「阿Q」を通して、〈辛亥革命〉の内臓を痛烈にあばき、その失敗を教訓として民族的決意を促す主題を貫く。魯迅の作家的存在を文学史上に定着させた代表作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「阿Q正伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 此の9話、面白く読めました、作家が意図した寓意は直截に腑に届くか?と自身に問えば、否と一旦応えて… 革命は遠い彼方の火、私達はその熱や痛みや飢えを肌に感じる事はない、が然しと思い直す。時代を超えて尚 物 此の9話、面白く読めました、作家が意図した寓意は直截に腑に届くか?と自身に問えば、否と一旦応えて… 革命は遠い彼方の火、私達はその熱や痛みや飢えを肌に感じる事はない、が然しと思い直す。時代を超えて尚 物語は読者に退屈を与えない、内なる何かと確かに共振し決して古びる事のない感興を呼び覚ます。其れは何?私達は、もしかすると変化に無関心なだけかも知れない。澄んだ水に棲むことを疑わない日々が危うい、水底の堆積の底知れぬ厚みに気味の悪さを覚える昨今、水疱が又一つ浮かんで傍らで消える。それは希望なのか、毒なのか? …続きを読む
    キジネコ
    2017年10月03日
    51人がナイス!しています
  • 短編9作品。再読だが、「狂人日記」 「阿Q正伝」「藤野先生」が、印象に残る。 短編9作品。再読だが、「狂人日記」 「阿Q正伝」「藤野先生」が、印象に残る。
    jima
    2014年10月26日
    18人がナイス!しています
  • 知識人に焦点を当てて読むと面白い。『フロイトの弟子と旅する長椅子』の莫と違って挙人や趙家の人々からは特権性が感じられるし、はたまた孔乙己は同情を誘う。阿Qの愚かさとは対極のように思えるが、実は階層性は 知識人に焦点を当てて読むと面白い。『フロイトの弟子と旅する長椅子』の莫と違って挙人や趙家の人々からは特権性が感じられるし、はたまた孔乙己は同情を誘う。阿Qの愚かさとは対極のように思えるが、実は階層性は錯綜していてぎしぎしとしている。 …続きを読む
    どらがあんこ
    2019年01月13日
    11人がナイス!しています

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