怖るべき子供たち

怖るべき子供たち

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年12月17日
判型:
文庫判
ページ数:
176
ISBN:
9784042047018
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怖るべき子供たち

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年12月17日
判型:
文庫判
ページ数:
176
ISBN:
9784042047018
雪の晩、少年ポールは憧れるダルジュロの放った雪玉で怪我を負い、友人ジェラールに自宅に運び込まれる。そこはポールと姉エリザベートの「聖域」だった。そしてダルジュロに瓜二つの少女アガートが現れ……。 雪の晩、少年ポールは憧れるダルジュロの放った雪玉で怪我を負い、友人ジェラールに自宅に運び込まれる。そこはポールと姉エリザベートの「聖域」だった。そしてダルジュロに瓜二つの少女アガートが現れ……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「怖るべき子供たち」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1つ一つが詩で、1つ一つが音楽で、1つ一つが舞台で、1つ一つが絵画なのだろう。ピカソとサティを足して、2で割ったのがコクトーの狙いなのかも。素のまま理解するのではなく、素のまま聞き流すのがいい。できれ 1つ一つが詩で、1つ一つが音楽で、1つ一つが舞台で、1つ一つが絵画なのだろう。ピカソとサティを足して、2で割ったのがコクトーの狙いなのかも。素のまま理解するのではなく、素のまま聞き流すのがいい。できればフランス語の朗読で。東郷青児が翻訳をしているのを知りませんでした。解説小佐井伸二。発見角川 …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2013年08月14日
    127人がナイス!しています
  • 正直に言って非常に読みづらく難解であると感じました。主要な4人の男女の心情が理解できなかったということなのかなぁ。世界的な名作なのかもしれませんが私にはまだまだ早かったようです。実際は違いますが、ポー 正直に言って非常に読みづらく難解であると感じました。主要な4人の男女の心情が理解できなかったということなのかなぁ。世界的な名作なのかもしれませんが私にはまだまだ早かったようです。実際は違いますが、ポールのダルジュロへ、またジェラールのポールへの同性愛やエリザベートとポールの近親相姦にも似た歪んだ姉弟愛のせいか暗くて重たーい雰囲気が終始纏わりついてきました。死という最悪の結末で幕を閉じるということもあってか後味も悪くまさに悲劇です。もっと経験を積んでから再挑戦してみます。 …続きを読む
    nakanaka
    2016年04月09日
    96人がナイス!しています
  • 高校時代に読み、退廃的で破滅的で、成長を否定するような物語に強く共感した。再読で姉弟に一切の甘えがないことに気付いた。そこに善悪はなく、責任もなく、誰に許してもらう必要もない。甘えは大人が子供を躾るた 高校時代に読み、退廃的で破滅的で、成長を否定するような物語に強く共感した。再読で姉弟に一切の甘えがないことに気付いた。そこに善悪はなく、責任もなく、誰に許してもらう必要もない。甘えは大人が子供を躾るための手綱であり、それがないからこそ「怖るべき子供たち」なのだと。似て非なる…私との違い。私は今も子供で、傍観者だ。お客様だ。何故幸福への努力ができず逃避してしまうのだろう。一歩一歩を歩まぬまま、何故いつも奇跡に助けられてしまうのだろう。一度きりの人生を生きているにしては、ぼんやりし過ぎている。まだ部屋にいる。 …続きを読む
    アナーキー靴下
    2021年01月02日
    49人がナイス!しています

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