赤いべべ着せよ・・・

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年08月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
305
ISBN:
9784041962015
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赤いべべ着せよ・・・

  • 著者 今邑 彩
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年08月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
305
ISBN:
9784041962015

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「赤いべべ着せよ・・・」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 実に素朴に面白い!派手さや特別な仕掛けなどに頼らず読ませる様は、人柄で例えるなら質実剛健。「どの子をことろ」『赤いべべ着せよ…』と唄われる不気味な童歌と、夜叉に赤子を喰らわれた女が人の子を襲う鬼と化し 実に素朴に面白い!派手さや特別な仕掛けなどに頼らず読ませる様は、人柄で例えるなら質実剛健。「どの子をことろ」『赤いべべ着せよ…』と唄われる不気味な童歌と、夜叉に赤子を喰らわれた女が人の子を襲う鬼と化した鬼女伝説、この2つの武器だけで最後まで一気に読ませる!ドキドキの展開とともに、愛すべき存在を失っての自暴自棄が生む狂気や嫉妬の描写は生々しい…何となく予測していた真相も少なからずカスって満足(笑)エピローグで語られる事実にも「やっぱり、そこら辺…」とつぶやいた。何よりゾッとさせられるのは“赤いべべ”の真意! …続きを読む
    nobby
    2020年09月04日
    147人がナイス!しています
  • 何とも人の業の深さを痛感させられる物語だった。我々の正気は安心の上で成り立っていることがよく解る。安心が崩れるのは資産が無くなったり、家族が喪われると云った大きな危難に留まらず、例えば子供が云うことを 何とも人の業の深さを痛感させられる物語だった。我々の正気は安心の上で成り立っていることがよく解る。安心が崩れるのは資産が無くなったり、家族が喪われると云った大きな危難に留まらず、例えば子供が云うことを聞かない、試験に自分の子だけ受かっていないというちょっとした日常の不具合から容易に生じる。作者はそんな日常にこそ狂気の種が既にあると仄めかしている。300ページにも満たない長編ながら、幼馴染の絆の脆さ、我が子を喪うことで容易に陥る人間の狂気、1つの母子家庭の自立など、色んなテーマを孕んだ濃い内容の作品だった。 …続きを読む
    Tetchy
    2018年11月02日
    124人がナイス!しています
  • 娘を鬼に殺された母は鬼となり人の子を殺す。そんな鬼女を観音像に封印したといわれる神社がある。ある日、6人で一緒に遊んでた女の子が殺され犯人は見つからず、その母は病み…。時は20年後。夫を亡くし娘を連れて再 娘を鬼に殺された母は鬼となり人の子を殺す。そんな鬼女を観音像に封印したといわれる神社がある。ある日、6人で一緒に遊んでた女の子が殺され犯人は見つからず、その母は病み…。時は20年後。夫を亡くし娘を連れて再びこの町に戻って来た千鶴。6人は再会するも、我が子たちが次々と絞殺される。その怒りの矛先は千鶴に。犯人は今や老女となった母と息子なのか?そしてある計画が実行され…。事件の真相、エピローグでの新真実は意外だし、加賀親子は不憫で物語の設定は面白いと思うけど、千鶴は恨まれ損過ぎだし、内容の流れが軽い感じがした。 …続きを読む
    りゅう☆
    2016年10月28日
    100人がナイス!しています

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