太平洋戦争 日本の敗因1 日米開戦 勝算なし

太平洋戦争 日本の敗因1 日米開戦 勝算なし

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年05月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041954126
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太平洋戦争 日本の敗因1 日米開戦 勝算なし

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年05月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041954126
軍需物資の大半を海外に頼る日本にとって、海上の物資補給線を確保することは、戦争を遂行する上での生命線だった。それにもかかわらず、日本は「太平洋シーレーン」を確保するプランを持たないまま開戦に突入した。これでは、勝算はない。船舶は不足し、海上護衛の考えのない日本は、輸送船を次々と沈められ、戦争計画は根本から崩れていった――。「合理的全体計画」をもてない、現代社会に引き継ぐ日本の決定的弱点を晒す。 軍需物資の大半を海外に頼る日本にとって、海上の物資補給線を確保することは、戦争を遂行する上での生命線だった。それにもかかわらず、日本は「太平洋シーレーン」を確保するプランを持たないまま開戦に突入した。これでは、勝算はない。船舶は不足し、海上護衛の考えのない日本は、輸送船を次々と沈められ、戦争計画は根本から崩れていった――。「合理的全体計画」をもてない、現代社会に引き継ぐ日本の決定的弱点を晒す。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき
プロローグ

1 甘く見た船舶問題
国策を決定した船舶損耗率
紹戦の勝利
海上護衛の思想を欠いた日本海軍

2 破綻した計画
苦悩するアメリカと楽観する日本
アメリカの対Uボート作戦
太平洋戦争のターニングボイント

3 急落する国カ
太平洋の艤地獄
アメリカの輸送船建造
失敗した占領地経済

4 反撃するアメリカ潜水艦
戦いを制した情報兵器
改善されるアメリカの兵器
物資動員計画の破綻
手遅れだった護衛対策

5 崩れ去る日本経済
絶対国防圏の崩壊
最後の輸送船団

6 飢餓と敗戦と
トドメを刺された日本経済
日本の敗因

参考文献
あとがき
文庫版あとがき

「太平洋戦争 日本の敗因1 日米開戦 勝算なし」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 太平洋戦争へ突入する前後を、日本の視点から取材したドキュメント。太平洋戦争は、およそ日本帝国海軍の主導の下に推し進められた。アメリカよりハル・ノートを突きつけられ、行き場をを失った海軍の独走とも取れる 太平洋戦争へ突入する前後を、日本の視点から取材したドキュメント。太平洋戦争は、およそ日本帝国海軍の主導の下に推し進められた。アメリカよりハル・ノートを突きつけられ、行き場をを失った海軍の独走とも取れる。陸軍はすでに中国との泥沼の戦いに足をとられ、ソ連に対する防備も必要であった。そんな状況でアメリカと戦争をしなければならなかった理由とは何か。しかも日本は、今も昔も資源に乏しく、海外からの輸入に依存しなければなrない。しかし物資輸送の防備手段が手薄で、なんら有効な手立てを打ってこなかったことが致命的となった。 …続きを読む
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    2016年01月05日
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  • 第1章にある、島国であるゆえに、「日本という国は、戦争しちゃいけないように国土そのものができている」という旧軍の元参謀の言葉が衝撃的。輸入なしには戦争は不可能。太平洋戦争の最初から、アメリカは一貫して 第1章にある、島国であるゆえに、「日本という国は、戦争しちゃいけないように国土そのものができている」という旧軍の元参謀の言葉が衝撃的。輸入なしには戦争は不可能。太平洋戦争の最初から、アメリカは一貫して輸送船をねらって兵糧攻めにし、日本はドイツに比べても食糧に不自由な生活を強いられた。資源を輸入にたよるのは今も同じ。元参謀の言葉は今も生きているとみるべきだろう。 …続きを読む
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  • みっきぃさんご紹介本。今更ながら知らないことだらけで、大変勉強になった。日本ってこんなに無謀な戦いをしていたのか。戦争で亡くなった人たちのことを思うと、あまりにも罪深くて悔しくてたまらない。島国日本が みっきぃさんご紹介本。今更ながら知らないことだらけで、大変勉強になった。日本ってこんなに無謀な戦いをしていたのか。戦争で亡くなった人たちのことを思うと、あまりにも罪深くて悔しくてたまらない。島国日本が孤立する様子を想像するだけで悲しくなった。そして他のアジアの国々をむちゃくちゃにしてしまったのに得たものは何もないとは。同じ敗戦国のドイツと比較してみたというくだりで、「日本政府が他国と比べても自国民をいかに軽視し、無計画なまま戦争をはじめたのか思いしらされる。」の言葉にはショックである。現在の日本は大丈夫な …続きを読む
    2012年08月31日
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