昭和二十年八月十五日 夏の日記

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784041953013
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昭和二十年八月十五日 夏の日記

  • 編・著 河邑 厚徳
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784041953013

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「昭和二十年八月十五日 夏の日記」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 当時は日記にすら警察の統制の手が及んだ。「背筋をのばして筆をとった。そしてこう書いた。――皆泣いた。『皆泣いたと書いてありますけど、実際には泣いていませんでした。私も泣いていません。一瞬、こう書いておい 当時は日記にすら警察の統制の手が及んだ。「背筋をのばして筆をとった。そしてこう書いた。――皆泣いた。『皆泣いたと書いてありますけど、実際には泣いていませんでした。私も泣いていません。一瞬、こう書いておいた方がいいんじゃないかと思いました。形を作るというのでしょうか、いつの間にか教えこまれていたんですね』」(大竹勉)。推して知るべし。「墓への道々逢う人も何だかほっとしたような気持なり。しかし口では『大変なことになったなあ』『ほんになあ』と沈痛にいい合っている」と平林たい子は書いた。圧巻なのは徳川夢声の日記。 …続きを読む
    nobody
    2018年08月22日
    12人がナイス!しています
  • 夜に少しずつ読み、最近ずっと読んでいた本。日記を読むのは好きだが、この「8月15日」のみにターゲットを絞った本、NHKの終戦50年に関わっての番組作成がスタートらしい。かなり前に1回は読んだ記憶がある 夜に少しずつ読み、最近ずっと読んでいた本。日記を読むのは好きだが、この「8月15日」のみにターゲットを絞った本、NHKの終戦50年に関わっての番組作成がスタートらしい。かなり前に1回は読んだ記憶があるが、内容はほとんど覚えていないので、今回はインパクトを大きく感じた。特に、章立ての軍人および女性の部分と教育関係の章が印象に残る。当時の教育の姿が見えてくる部分でもある。今年はさらに30年が経過して終戦80年となる。日記を書かれた方の「いつの時代にも戦争を始めるのは、その国の政治家です」の言葉は重く感じる。 …続きを読む
    ikedama99
    2025年01月18日
    7人がナイス!しています

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