らせん -

1996年 第17回 吉川英治文学賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年11月28日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784041880036
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1996年 第17回 吉川英治文学賞

らせん -

  • 著者 鈴木 光司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年11月28日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784041880036

“リング”の恐怖に連なる、カルトホラー!

幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山の解剖を担当し、冠動脈から正体不明の肉腫を発見した。遺体からはみ出した新聞に書かれた数字は「リング」という言葉を暗示していた。 幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山の解剖を担当し、冠動脈から正体不明の肉腫を発見した。遺体からはみ出した新聞に書かれた数字は「リング」という言葉を暗示していた。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「らせん -」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 20年位ぶり再読。前作「リング」と違い医学的・科学的で、遺伝をベースにしているのにもかかわらずかなり突拍子ない展開に驚愕。でも論理的で、なぜか納得してしまうような。に、しても死者が生き返る?しかも子宮か 20年位ぶり再読。前作「リング」と違い医学的・科学的で、遺伝をベースにしているのにもかかわらずかなり突拍子ない展開に驚愕。でも論理的で、なぜか納得してしまうような。に、しても死者が生き返る?しかも子宮から?!衝撃的すぎ。そして高山竜司は味方だと思っていたがまさかのそっち側?1作目よりさらにおもしろい!貞子進化してる!「「(略)人間は大概のことには耐えることができる。だがなあ、たったひとつ退屈にだけは我慢できない動物なんだ。全ての出発点はそこにある。退屈から逃れるため、進歩せざるを得なかったのさ。(略)」」 …続きを読む
    そる
    2020年12月05日
    316人がナイス!しています
  • リングに続けて読んだ。リングよりもさらに入り込みづらかったし、作り物感もますます強まった。だが、オリジナリティの高い作品だと思う。非現実の世界観と先端テクノロジーをどうやって融合させていくか。現代らし リングに続けて読んだ。リングよりもさらに入り込みづらかったし、作り物感もますます強まった。だが、オリジナリティの高い作品だと思う。非現実の世界観と先端テクノロジーをどうやって融合させていくか。現代らしい唯物論的世界観と19世紀の幻想的で観念論的な世界観の融合は様々な果実をもたらした。そういった挑戦は空振りも多いが、本作は成功例だろう。absintheの好みとは違っていたが、新しい挑戦は評価されていいと思う。 …続きを読む
    absinthe
    2015年08月19日
    200人がナイス!しています
  • 『リング』の続編である本書では、山村貞子というウィルスの存在を遺伝子工学を中心に、あらゆる見地から解き明かし、更なる深化を目指している。だからといって山村貞子が増殖するというメカニズムを詳らかにし、そ 『リング』の続編である本書では、山村貞子というウィルスの存在を遺伝子工学を中心に、あらゆる見地から解き明かし、更なる深化を目指している。だからといって山村貞子が増殖するというメカニズムを詳らかにし、それを糸口として山村貞子の殲滅が成就する、といった構成になっていないところが面白い。むしろそのメカニズムが解ってからこそ、真の恐怖が生まれる趣向になっている。そしてこの作家の最も大胆なところは、本作が実は世に興った『リング』ブームのパロディであることだ。しかしキャラクターのインフレ化が進んでいるなぁ、既に。 …続きを読む
    Tetchy
    2010年02月14日
    110人がナイス!しています

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