うたかた/サンクチュアリ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年12月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
182
ISBN:
9784041800065
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うたかた/サンクチュアリ

  • 著者 吉本 ばなな
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年12月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
182
ISBN:
9784041800065

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「うたかた/サンクチュアリ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 心を動かし揺さぶるのではなく、やさしく撫でてくるようだった。叙述も登場人物の優しさも、心地よい■「うたかた」も「サンクチュアリ」も誰かのために死んだり、ボロボロになったりする話ではない。二つの物語はむ 心を動かし揺さぶるのではなく、やさしく撫でてくるようだった。叙述も登場人物の優しさも、心地よい■「うたかた」も「サンクチュアリ」も誰かのために死んだり、ボロボロになったりする話ではない。二つの物語はむしろ、そういった「劇的」な恋愛の周囲にひっそりと根を張り、芽吹き、育っていく恋を描いている■心配事があったり打ちひしがれたりしても、人はちゃんと恋に落ちるようにできているんだな。「失望も欲望も、あらゆる角度から彼をくり返し発見して、くり返し恋をする」。誰もが知る悲しさと嬉しさを静かに、丁寧にすくい取っている。 …続きを読む
    びす男
    2018年02月03日
    91人がナイス!しています
  • 『サンクチュアリ』が好きだった。幸せっていうのは薄い層みたいなもので、その下にはえんえんと不幸の層が広がっていて、表層をがりっとひっかくだけで簡単に、不幸の地がでる。たぶん、そういうことなんだろうな、 『サンクチュアリ』が好きだった。幸せっていうのは薄い層みたいなもので、その下にはえんえんと不幸の層が広がっていて、表層をがりっとひっかくだけで簡単に、不幸の地がでる。たぶん、そういうことなんだろうな、と思った。 …続きを読む
    桜もち
    2019年06月30日
    46人がナイス!しています
  • 勝手なイメージでしたが、ばななさんってこんなに女性が前面に出た余韻の残る文章書くんだ。もっと大笑いさせてくれる作家だと、何故か思ってました。誰にでも潜むだろう寂しさを突き付けられ、生きることの切なさを 勝手なイメージでしたが、ばななさんってこんなに女性が前面に出た余韻の残る文章書くんだ。もっと大笑いさせてくれる作家だと、何故か思ってました。誰にでも潜むだろう寂しさを突き付けられ、生きることの切なさを少し思い出しました。 …続きを読む
    myunclek
    2015年06月04日
    33人がナイス!しています

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