感傷の街角

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1994年09月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041671078
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感傷の街角

  • 著者 大沢 在昌
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1994年09月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041671078
早川法律事務所に所属する失踪人調査のプロ佐久間公がボトル一本の報酬で引き受けた仕事は、かつて横浜で遊んでいた”元少女”を捜すことだった。著者23歳のデビューを飾った、青春ハードボイルド。 早川法律事務所に所属する失踪人調査のプロ佐久間公がボトル一本の報酬で引き受けた仕事は、かつて横浜で遊んでいた”元少女”を捜すことだった。著者23歳のデビューを飾った、青春ハードボイルド。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「感傷の街角」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 大沢在昌さんのデビュー短編を含むハードボイルド短編集です。法律事務所に所属する失踪人調査のプロ・佐久間公(こう)はこの手の作品では珍しく自分を僕と呼んで表記するタイプで初読みの感想としては派手なアクシ 大沢在昌さんのデビュー短編を含むハードボイルド短編集です。法律事務所に所属する失踪人調査のプロ・佐久間公(こう)はこの手の作品では珍しく自分を僕と呼んで表記するタイプで初読みの感想としては派手なアクションはないものの事件に対する徹底した最後まで決して諦めない粘り強さと他者への優しさですね。非番の日でも頼まれれば嫌な顔一つせずにあっさり引き受けるのですね。全7編の内で小説推理新人賞を受賞した表題作は殺しや死体も出ては来るものの評価されたのは甘い優しさ故でしょうね。暴走族のアタマ26歳の男が公に人探しを頼む。 …続きを読む
    夢追人009
    2023年05月23日
    253人がナイス!しています
  • 【佐久間公】シリーズ第1弾。〔再読〕失踪人調査探偵である佐久間公の、7つの短編集。タイトルと同じ短編「感傷の街角」は、作者デビュー作品で好きな一作。ハードボイルドよりは、ハーフやハートと呼ぶのが良い位 【佐久間公】シリーズ第1弾。〔再読〕失踪人調査探偵である佐久間公の、7つの短編集。タイトルと同じ短編「感傷の街角」は、作者デビュー作品で好きな一作。ハードボイルドよりは、ハーフやハートと呼ぶのが良い位の余韻を感じる物語。失踪人調査の謎を追うという設定よりは、調査に関わり人間的なセンチメンタルが其所に介在する。よって青臭い物語と感じる方も多いかも知れないが、自分の人生と重なってしみじみとした読み心地である。作者と謎解き勝負が続くと、こうした雰囲気に浸る事が必要となる。何故か今回は、中村倫也氏でイメージした。 …続きを読む
    セウテス
    2020年08月27日
    81人がナイス!しています
  • 最近、(雪蛍)を再読したので佐久間公シリーズを読み直したくて再読。短編集で表題作はデビュー作。これを読むと作家自身だけでなく公の原点もわかり面白い。そして沢辺やその妹を始めいろんな人との出会いがあって 最近、(雪蛍)を再読したので佐久間公シリーズを読み直したくて再読。短編集で表題作はデビュー作。これを読むと作家自身だけでなく公の原点もわかり面白い。そして沢辺やその妹を始めいろんな人との出会いがあって上手く描かれている。ただなあ、この作家さんは自分の生い立ちがそうかもしれないけど、どうも上流階級の世界から少し逸脱した人間をターゲットし過ぎだなあ。ヒロインはみんな美人ばっか(笑)六本木・新宿・横浜ばっか(笑)・・・・それが大沢節だけど。 …続きを読む
    タックン
    2015年04月06日
    79人がナイス!しています

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