蛮賊ども

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1987年11月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041638033
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蛮賊ども

  • 著者 船戸 与一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1987年11月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041638033

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「蛮賊ども」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1982年、アフリカ南部ジンバブエの独立時点の物語。さすがの船戸与一の物語。逃げる白人に護衛の傭兵、二人の日本人に、ゲリラに政府軍。様々な思いが交錯し、アフリカの大地を血で染める。読後は、いつもの、なんと 1982年、アフリカ南部ジンバブエの独立時点の物語。さすがの船戸与一の物語。逃げる白人に護衛の傭兵、二人の日本人に、ゲリラに政府軍。様々な思いが交錯し、アフリカの大地を血で染める。読後は、いつもの、なんともいいようのない虚無感。なお、作者の予想通り、白人所有資産に関して2000年8月に強制収用が始まり、さらに現在、ジンバブエは、ほぼ24時間で価格が2倍になる、というとんでもないインフレが発生している。 …続きを読む
    naimon
    2011年03月06日
    18人がナイス!しています
  • 内容を完全に忘れていたのでシリーズ物を著さない船戸が短編集『祖国よ友よ』の表題作の主人公を再登場させたのには驚いた。殺人者の正体も結末もミエミエではあったが、それぞれの思惑が乱れる終盤の畳み掛けは流石 内容を完全に忘れていたのでシリーズ物を著さない船戸が短編集『祖国よ友よ』の表題作の主人公を再登場させたのには驚いた。殺人者の正体も結末もミエミエではあったが、それぞれの思惑が乱れる終盤の畳み掛けは流石。傭兵といえばウクライナ戦線でロシアのワグネルが注目されたが船戸だったらどんな着想を得たのだろうか。 …続きを読む
    シロー
    2024年08月20日
    17人がナイス!しています
  • 1980年、黒人が政権を取って、ローデシアから国名が変わったジンバブエが舞台。 白人大富豪がこの国を見捨て、資産を金塊に換え、傭兵を雇って鉄道で南アから金塊を海外に持ち出そうとするが…。 ■当時、のアフ 1980年、黒人が政権を取って、ローデシアから国名が変わったジンバブエが舞台。 白人大富豪がこの国を見捨て、資産を金塊に換え、傭兵を雇って鉄道で南アから金塊を海外に持ち出そうとするが…。 ■当時、のアフリカの不安定さが伝わってくる。展開は徹底的にハードボイルドで格好いい。みんな死んじゃうのが残念だけど…。 ■傭兵に加わる日本人と、それを襲撃する反大統領派の組織に加わる日本人が、憎しみ合う異父兄弟で、偶然に出会うという流れはさすがに都合良すぎで、やや白ける。 ☆☆☆★ …続きを読む
    drago @竜王戦観戦中。
    2016年10月08日
    14人がナイス!しています

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