悪夢喰らい

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1985年10月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041626016
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悪夢喰らい

  • 著者 夢枕 獏
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1985年10月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041626016

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「悪夢喰らい」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 初期の夢枕貘。表紙は天野喜孝。ホラー系SFというべきか。筒井康隆風味もある短編集。解説は大原まり子。昭和60年発行という時代背景を感じさせる話もあるが、山と絡めた幻想譚が、古今東西の宗教観とも絡み合ってい 初期の夢枕貘。表紙は天野喜孝。ホラー系SFというべきか。筒井康隆風味もある短編集。解説は大原まり子。昭和60年発行という時代背景を感じさせる話もあるが、山と絡めた幻想譚が、古今東西の宗教観とも絡み合っているのが後の作品を彷彿とさせる。山とエロスとアイロニーとノスタルジー。ジョギングしている人間が次々と不可解な死を遂げる「鬼走り」、時間と空間のねじれを見事に表した「霧幻彷徨記」、有名な短編ホラーを彷彿とさせる「八千六百五十三円の女」が面白かった。 …続きを読む
    鷺@みんさー
    2019年06月21日
    46人がナイス!しています
  • 夢枕獏氏の1984年刊行単行本を1985年に文庫化したもの。 短編が9篇収録されています。 2002年に角川ホラー文庫から再発売されているので、ホラー小説を期待して読んだのですが、読んでみると、ちょっと違いました 夢枕獏氏の1984年刊行単行本を1985年に文庫化したもの。 短編が9篇収録されています。 2002年に角川ホラー文庫から再発売されているので、ホラー小説を期待して読んだのですが、読んでみると、ちょっと違いました。現代を舞台にしていながら現代日本を感じさせない、民話のような、何とも不思議な感覚。日常からふっと非日常の世界に入り込んでしまう話でまとめられています。 時折、1980年代ホラー映画のスプラッター・ブームに影響されたような人体破壊描写が在るので、角川ホラー文庫から再発売されたんでしょうかね。 …続きを読む
    キー
    2019年09月13日
    11人がナイス!しています
  • どれも面白かったけど、「ことろの首」「中有洞」「骨董屋」「四畳半漂流記」あたりが特に好き。「ことろの首」は冒頭が上手くて引き込まれる。ラストに向かって高まっていった緊張感から一気に解放されるオチもなか どれも面白かったけど、「ことろの首」「中有洞」「骨董屋」「四畳半漂流記」あたりが特に好き。「ことろの首」は冒頭が上手くて引き込まれる。ラストに向かって高まっていった緊張感から一気に解放されるオチもなかなか。基本はホラーだけど全体的にSFっぽい作品が多く、「四畳半漂流記」は藤子F不二雄っぽい。 …続きを読む
    冬見
    2016年08月02日
    10人がナイス!しています

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