赤いランドセル

赤いランドセル

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1985年05月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
392
ISBN:
9784041597026
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赤いランドセル

  • 著者 斎藤 澪
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1985年05月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
392
ISBN:
9784041597026

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「赤いランドセル」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • コインランドリーから、幼児の遺体が発見された事から、事件は始まる。真相に迫るライターを中心に物語は展開する。そして、余りにもむごい真実。昭和のあの時代、子供の人権という言葉がまだ世間に認知されていなか コインランドリーから、幼児の遺体が発見された事から、事件は始まる。真相に迫るライターを中心に物語は展開する。そして、余りにもむごい真実。昭和のあの時代、子供の人権という言葉がまだ世間に認知されていなかったあの頃、親が捨てない限り、子供はどんな親でもついていく以外なかった。真犯人を庇い、自分も罪を犯し、自殺するしかなかった人物の遺書が余りにも悲しく、滅多にストーリーに感情移入する事のない私でさえ、泣きそうになった。やり切れない、辛すぎる話だった。 …続きを読む
    ozma
    2022年04月24日
    4人がナイス!しています
  • 横溝正史賞受賞第1作。高級マンションの地下コインランドリーで幼女の死体が発見されるという場面から始まるのですが、これがまたなんとも衝撃的。推理小説としてはシンプルではあるものの、丁寧に書き込まれていて 横溝正史賞受賞第1作。高級マンションの地下コインランドリーで幼女の死体が発見されるという場面から始まるのですが、これがまたなんとも衝撃的。推理小説としてはシンプルではあるものの、丁寧に書き込まれていて読みやすい。昔の作品なのであれですが、当時の社会性が良く表れているのではないかと思う。巻末の解説に、生前の横溝氏と著者のエピソードにも触れられています。 …続きを読む
    kai_sou@十五夜読書会
    2013年04月10日
    4人がナイス!しています
  • 子供の死体がコインランドリーの回る乾燥ドラムから発見されるという猟奇的な出だしながら、推理小説としてはその真相を追いかけるというシンプルな構成。盛りだくさんだった前作『この子の七つのお祝いに』に比べる 子供の死体がコインランドリーの回る乾燥ドラムから発見されるという猟奇的な出だしながら、推理小説としてはその真相を追いかけるというシンプルな構成。盛りだくさんだった前作『この子の七つのお祝いに』に比べるとあっさり風味にも思えるけどなかなかどうして業の深い狂った話だったりする。このような力量をもつ著者の作品も現在はことごとく絶版になっているあたり出版界の厳しさを実感する。 …続きを読む
    戸田健太朗
    2011年10月11日
    1人がナイス!しています

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