ジョン万作の逃亡

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1984年03月01日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041510025
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ジョン万作の逃亡

  • 著者 椎名 誠
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1984年03月01日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041510025

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ジョン万作の逃亡」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 懐かしい本を読みました。この文庫の初版が出たのは昭和59年なので、約40年前の本になります。椎名さんの初めての短篇集。片仮名を多く駆使した独特の文体で書かれています。SFやファンタジーの雰囲気を持ちながら、 懐かしい本を読みました。この文庫の初版が出たのは昭和59年なので、約40年前の本になります。椎名さんの初めての短篇集。片仮名を多く駆使した独特の文体で書かれています。SFやファンタジーの雰囲気を持ちながら、そこからはみ出してしまう面白さを感じます。言い換えれば、椎名誠しか書けない小説です。地方の普通の食堂で、男性同士の血なまぐさい闘いが突発的に起きる「悶絶のエビフライライス」が特に面白かったです。現実の世界から物語が始まり、あっという間に異世界に連れていかれます。その眩暈のする感覚が好きでした。 …続きを読む
    新田新一
    2023年12月29日
    17人がナイス!しています
  • ★★☆☆☆ 著者の第一小説集とのこと。冒頭の「悶絶のエビフライライス」から、いきなり炸裂する独特の世界観。割とやりたい放題やってるように思える短編集だと思うが、どれもあまり完成しきっていない、というのが第一 ★★☆☆☆ 著者の第一小説集とのこと。冒頭の「悶絶のエビフライライス」から、いきなり炸裂する独特の世界観。割とやりたい放題やってるように思える短編集だと思うが、どれもあまり完成しきっていない、というのが第一の印象。故に、面白いとは言い難いのがほとんど。唯一、「ブンガク的工事現場」は面白かった。甘酸っぱさを思わせる冒頭から、とてつもない展開が待ち受ける中盤から結末。後に様々な傑作を書き上げる著者の一作目かと思うと、新鮮な気持ちで読める。 …続きを読む
    そうたそ
    2024年09月12日
    11人がナイス!しています
  • 人間描写はとても上手。細かくこだわってて。おとなしそうだけど個性もあって。でも全部のお話が読後感が良いわけではないので、楽しくなかったです。狙いだと思いますが、読み終わった後、「変なの。」と思います。 人間描写はとても上手。細かくこだわってて。おとなしそうだけど個性もあって。でも全部のお話が読後感が良いわけではないので、楽しくなかったです。狙いだと思いますが、読み終わった後、「変なの。」と思います。
    大島ちかり
    2016年11月03日
    11人がナイス!しています

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