「孤独な週末」感想・レビュー
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短編集。「孤独な週末」は、子連れ再婚の危うさを、推理小説風に仕立てている。「尾行ゲーム」「少女」赤川次郎の父親に対する反発から、少し斜に構えた生き方を反映しているかも。2014年08月15日118人がナイス!しています
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「孤独な週末」は子供の諸刃の剣心情がでていますね。「少女」は女性の二面性が描かれています。「尾行ゲーム」は何が真実かはわからないということか。「凶悪犯」は頭の悪い警官たちの酷い行為がほんとにひどすぎま …続きを読む2017年04月06日18人がナイス!しています
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☆×3.5…これは背筋が実に寒くなる作品ばかりですね…特に表題作!これはまさに狂気さんいらっしゃい状態です。まさに「孤独な週末」ですね。ある有名作家のマイナー作品を思い出してしまうような作風でした。ただし、この …続きを読む2012年04月20日4人がナイス!しています
著者紹介
赤川 次郎(あかがわ・じろう)
一九四八年、福岡県生まれ。七六年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画・ドラマ化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「鼠」シリーズ他、『セーラー服と機関銃』『ふたり』など著書多数。二〇〇六年、第9回日本ミステリー文学大賞、一六年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。