父へ、母へ、最後の手紙 『昭和の遺書』(1)

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年04月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041475058
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父へ、母へ、最後の手紙 『昭和の遺書』(1)

  • 編者 辺見 じゅん
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年04月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041475058

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「父へ、母へ、最後の手紙 『昭和の遺書』(1)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 辺見じゅんさんが昭和61年に、募集した書簡・手記・日記などの「遺書」を編集したもの。本書と「妻よ、子どもたちよ、最後の祈り」と「妹よ、弟よ、最後の詩」の三冊。特攻出撃の当日のものも、2~3年前のものもある 辺見じゅんさんが昭和61年に、募集した書簡・手記・日記などの「遺書」を編集したもの。本書と「妻よ、子どもたちよ、最後の祈り」と「妹よ、弟よ、最後の詩」の三冊。特攻出撃の当日のものも、2~3年前のものもあるが、いづれも自らの「死」を覚悟したもの。「遺書」の前に、当人の所属、死亡場所、年齢が記され、後に執筆背景、遺族の思いなどが記された。死亡原因はもちろん「戦死」が多いが、「戦病死」、「餓死」、「刑死」など、様々。検閲を通ったものが多いので、多くが「公式」の言葉で書かれているが、必ず両親や兄弟の幸せを祈る。 …続きを読む
    もりくに
    2018年07月30日
    27人がナイス!しています
  • 無理やり戦争に行かされ、遠く離れた異国の地で両親に書いた最後の手紙。どの手紙にも死にたくないとかは書いてはいなかった。ただ、親に対する感謝の気持ちと先立つ不孝をお許し下さいの言葉が溢れていた。この本に 無理やり戦争に行かされ、遠く離れた異国の地で両親に書いた最後の手紙。どの手紙にも死にたくないとかは書いてはいなかった。ただ、親に対する感謝の気持ちと先立つ不孝をお許し下さいの言葉が溢れていた。この本に出てくる一人一人に人生があり、家族がいて、友人がいて、故郷を想いながら、何度も何度も家に帰る夢を見て亡くなったに違いない。中には砲弾が飛び交う戦場の真っ只中、戦友が次々に亡くなり、刻一刻と迫る死の恐怖と戦いながら、暗い塹壕の中でメモ帳に残した手記が生々しかった。「今の所生て居る」この言葉が胸に突き刺さったな。 …続きを読む
    ひらけん
    2017年12月28日
    14人がナイス!しています
  • 父の本棚から拝借♪悲痛…豊かな今世に導いて下さった当時の方々に感謝します。 父の本棚から拝借♪悲痛…豊かな今世に導いて下さった当時の方々に感謝します。
    若作りのオバちゃん
    2012年01月01日
    1人がナイス!しています

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