彗星物語(下)

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年03月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041469095
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彗星物語(下)

  • 著者 宮本 輝
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年03月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041469095

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「彗星物語(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 男も女も度量だよなぁと思わせられる展開。城田家の男も女も同じようなキャラはいない。みなどこか個性的。その個性的な家族の中にボーンと飛び込んできたのは留学生ばかりではなく、犬のフックが最初だったのかもし 男も女も度量だよなぁと思わせられる展開。城田家の男も女も同じようなキャラはいない。みなどこか個性的。その個性的な家族の中にボーンと飛び込んできたのは留学生ばかりではなく、犬のフックが最初だったのかもしれない。家族の隙間を埋めるようなフック。そして異国の文化を含めたものの見方を家族みんなが身に付けたのかもしれない。どの国の言い分が正しい訳ではない。それは立ち位置が変われば考え方も変わる。それを受け入れることで見えなかったものが見える。小説のなかの家族なのに近所に居そうな家族物語。さすが宮本さん!! …続きを読む
    あつひめ
    2013年11月03日
    77人がナイス!しています
  • 相手を想う心が育む絆が美しい。読んで良かったと思う優しくて爽やかで温かな物語。宮本輝氏の描く世界観に揺蕩う幸せ。身を任せてどこまでも付いて行きたい。ハンガリーからの留学生、ポラーニ・ボラージュの帰還の 相手を想う心が育む絆が美しい。読んで良かったと思う優しくて爽やかで温かな物語。宮本輝氏の描く世界観に揺蕩う幸せ。身を任せてどこまでも付いて行きたい。ハンガリーからの留学生、ポラーニ・ボラージュの帰還の日が迫って来た大家族・城田家。衝突と仲直りを繰り返しながら、自分達の居場所とアイデンティティを“守ることで手に入るモノ”“手放すことで成長できること”を理解し、自身に沁み込ませていく。外人だから考えが違う…そう思っていたが、絆は分かり合おうとする姿勢で結ばれる。人同士でも犬とでも、本当の家族になれると思った。 …続きを読む
    えみ
    2024年01月08日
    55人がナイス!しています
  • 人の縁。家族の縁。笑ってしまう挿話も、泣いてしまう挿話も内包し、物語はゆるやかに進んでゆく。少年は大人への道を見つけ、歩み始める。そしてその真ん中には、犬のフックがいた・・・。なんとなく、しみじみと涙 人の縁。家族の縁。笑ってしまう挿話も、泣いてしまう挿話も内包し、物語はゆるやかに進んでゆく。少年は大人への道を見つけ、歩み始める。そしてその真ん中には、犬のフックがいた・・・。なんとなく、しみじみと涙が出るような終わり方。こんな一家が、どこかにいるのかもしれない。 …続きを読む
    佐島楓
    2015年03月18日
    43人がナイス!しています

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