むかし・あけぼの 上 小説 枕草子

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1986年06月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041314166
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むかし・あけぼの 上 小説 枕草子

  • 著者 田辺 聖子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1986年06月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784041314166
美しいばかりでなく、朗らかで才能も豊か。希な女主人の定子中宮に仕えての宮中暮らしは、家にひきこもっていた清少納言の心を潤した。平成の才女の綴った随想『枕草子』を、現代語で物語る大長編小説。 美しいばかりでなく、朗らかで才能も豊か。希な女主人の定子中宮に仕えての宮中暮らしは、家にひきこもっていた清少納言の心を潤した。平成の才女の綴った随想『枕草子』を、現代語で物語る大長編小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「むかし・あけぼの 上 小説 枕草子」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 面白かったです。おせいさんの描く『枕草子』は、清少納言の心の中が一気に爆発しているように感じました。有名なエピソードから、小説という形に膨らませ、その想いにはユーモアがたっぷり含まれているように思いま 面白かったです。おせいさんの描く『枕草子』は、清少納言の心の中が一気に爆発しているように感じました。有名なエピソードから、小説という形に膨らませ、その想いにはユーモアがたっぷり含まれているように思いました。下巻も読みます。 …続きを読む
    優希
    2018年07月21日
    74人がナイス!しています
  • これまで日本の文学史に燦然と輝く『枕草子』の著者としてしか捉えていなかった清少納言その人が、田辺さんの魔法にかかると、生き生きとしたひとりの女性として目の前に現れたかのように感じられます。中宮定子との これまで日本の文学史に燦然と輝く『枕草子』の著者としてしか捉えていなかった清少納言その人が、田辺さんの魔法にかかると、生き生きとしたひとりの女性として目の前に現れたかのように感じられます。中宮定子との聡明な掛け合いや、貴族の男性たちとの軽妙な冗談など、勝ち気でチャーミングな清少納言を通して、宮中を覗き見している夢を見ているような心地になりました。夫・則光との不思議な関係性は特に、田辺さんの描写が光ります。疫病の蔓延といった世情や、藤原家の相関図も物語の力で整理できて、平安時代の歴史により興味が持てました。 …続きを読む
    aika
    2021年04月07日
    46人がナイス!しています
  • 大好きな作家清少納言。この日本最古のエッセイストは意外にも周りから焚きつけられて生まれたのか、そんな設定が面白い。弁のおもと、中宮定子…かなりキャラが立っているり則光のダメなのか凄いのかよく分からない 大好きな作家清少納言。この日本最古のエッセイストは意外にも周りから焚きつけられて生まれたのか、そんな設定が面白い。弁のおもと、中宮定子…かなりキャラが立っているり則光のダメなのか凄いのかよく分からないキャラも面白い。枕草子だけだと完全に清少納言の視点だが、この本はカメラを一歩下げて、清少納言の姿含め全体を映し出すところが秀逸。政争、疫病…そして、なんと言っても女性の立場が蔑ろにされているこの時代のなかで、強く逞しく笑い飛ばして生き抜く後宮の人達が素晴らしい。下巻も楽しみ。 …続きを読む
    33 kouch
    2024年11月04日
    45人がナイス!しています

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