• ★★☆☆☆ 横溝最後の作品。 時系列的には金田一耕助最後の事件である『病院坂の首縊りの家』より8年ほど前となる。 瀬戸内海の小島が舞台となり、二大勢力の争いがあるなど『獄門島』との類似点が見られる。 上巻では ★★☆☆☆ 横溝最後の作品。 時系列的には金田一耕助最後の事件である『病院坂の首縊りの家』より8年ほど前となる。 瀬戸内海の小島が舞台となり、二大勢力の争いがあるなど『獄門島』との類似点が見られる。 上巻では、下衆オーラを醸し出していた神主が殺された後、一夜明けた時点までが描かれる。 登場人物が多すぎてこんがらがる部分もあるが、多くの謎が提示されており、下巻でこれらを金田一がどのように紐解いていくかワクワクする…のだが。 …続きを読む
  Kircheis

  2021年01月01日
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• 金田一耕助ファイル２０、シリーズ２５弾。金田一耕助最後の事件は｢病院坂の首～｣ですが、横溝先生最後の長編作品です。原点回帰がテーマなのだろうか、初期の良作の特徴を出そうとしている様に感じる。岡山の孤島が 金田一耕助ファイル２０、シリーズ２５弾。金田一耕助最後の事件は｢病院坂の首～｣ですが、横溝先生最後の長編作品です。原点回帰がテーマなのだろうか、初期の良作の特徴を出そうとしている様に感じる。岡山の孤島が舞台で前後半に分かれている為、上巻は金田一と磯川警部の会話や、本作の設定の情景説明に頁をさいた感が強い。前半から、金田一の調査対象の男が死亡しており、シャム双児や孤島、神社、市子、鵺等々ミステリらしい語句がならぶのは、横溝作品らしいと期待感は膨らむ。しかし説明が剰りにも長い、伏線となるのはどれ位在るか心配。 …続きを読む
  セウテス

  2017年06月22日
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• 丁寧に丁寧に書いているなとまず最初に感じた。私は横溝正史が大好きなので何も気にならないが、これまでの作品と比べるとなかなか物語が展開しないとじれったく感じる方もおられるかもしれない^^; 何卒ご辛抱を。 丁寧に丁寧に書いているなとまず最初に感じた。私は横溝正史が大好きなので何も気にならないが、これまでの作品と比べるとなかなか物語が展開しないとじれったく感じる方もおられるかもしれない^^; 何卒ご辛抱を。 個人的にはシャム双生児に鵼に平家蟹まで！てんこ盛りで下巻も楽しみでならない！！ 話しがどう転がってもおかしくない上に、磯川警部が不穏に感じてハラハラする。島といえば名作「獄門島」があるので勝手に期待値が上がる。 まだまだ読みたい金田一耕助シリーズであるがだいぶ読んでしまった気がする。寂しい(T-T) …続きを読む
  ミステリにゃん

  2023年12月21日
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