• ★★☆☆☆ 金田一耕助シリーズの短編集。 ４編の作品が収録されているが、いずれも一つ大掛かりなトリックが用いられており、凄惨な事件の裏に渦巻く情念が見事に描かれた横溝らしい作品となっている。 しかし、いず ★★☆☆☆ 金田一耕助シリーズの短編集。 ４編の作品が収録されているが、いずれも一つ大掛かりなトリックが用いられており、凄惨な事件の裏に渦巻く情念が見事に描かれた横溝らしい作品となっている。 しかし、いずれも真相自体はすぐ想像のつくような物で心に残らず、すぐに忘れてしまいそうである。 中では表題作の『首』は金田一の説明がロジカルで、解決の清々しさもあって1番気に入った。 …続きを読む
  Kircheis

  2020年11月22日
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• 【図書館本】金田一シリーズ短編4作品。この本のせいですっかり夜更かし。 生ける死仮面/ 雨月物語を彷彿とさせる男色的死姦事件と思いきや二転三転。真犯人の計画の狡猾さと動機の残忍さがいかにも都会的金田一とい 【図書館本】金田一シリーズ短編4作品。この本のせいですっかり夜更かし。 生ける死仮面/ 雨月物語を彷彿とさせる男色的死姦事件と思いきや二転三転。真犯人の計画の狡猾さと動機の残忍さがいかにも都会的金田一といった趣きで面白い。 首/ お久しぶりの岡山、磯川警部。都会的エログロ横溝さんも好きだけど、田舎の事件の背景の奥深さはやっぱり大好き‼︎「職業的良心もたいせつかもしれんが人道的良心はそれ以上にたいせつですからな。あっはっは」の言葉に磯川警部が大好きになりました♡ 他、蠟美人/花園の悪魔の都会派2篇も収録。 …続きを読む
  ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

  2018年06月08日
  131人がナイス！しています
• 金田一耕助ファイル１１〔再読〕、本作は｢花園の悪魔｣のタイトルを変更した作品で、４作の短編からなります。｢花園の悪魔｣は、作品内に登場する｢メッカ殺人事件｣と同じく、事件の猟奇性も去ることながら、逃亡した犯 金田一耕助ファイル１１〔再読〕、本作は｢花園の悪魔｣のタイトルを変更した作品で、４作の短編からなります。｢花園の悪魔｣は、作品内に登場する｢メッカ殺人事件｣と同じく、事件の猟奇性も去ることながら、逃亡した犯人は何処にいるのか。メッカ殺人事件とは、昭和２８年に東京新橋のバー・メッカで起こった事件で、犯人は全国指名手配され最期は京大生に成りすましていました。｢生ける死仮面｣も凄惨な殺人、その裏に在る二重三重に考えぬかれた計画、横溝らしい作品と感じる。｢首｣は死体の首切断の理由に、トリックの妙を感じる作品です。 …続きを読む
  セウテス

  2016年11月15日
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