白と黒 金田一耕助ファイル18

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1974年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
560
ISBN:
9784041304136
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白と黒 金田一耕助ファイル18

  • 著者 横溝 正史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1974年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
560
ISBN:
9784041304136
平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書が横行し始めた。プライバシーを暴露した陰険な内容に人々は戦慄! 金田一耕助が近代的な団地を舞台に活躍。新境地を開く野心作。 平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書が横行し始めた。プライバシーを暴露した陰険な内容に人々は戦慄! 金田一耕助が近代的な団地を舞台に活躍。新境地を開く野心作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「白と黒 金田一耕助ファイル18」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★☆ 成城のある団地で起こった凄惨な連続殺人に金田一耕助が挑む長編。 横溝先生ご本人もゲストで登場する(笑) 顔のない死体や謎の脅迫者など序盤から魅力的な謎が提示される。また団地の住人たちの群像劇のよ ★★★★☆ 成城のある団地で起こった凄惨な連続殺人に金田一耕助が挑む長編。 横溝先生ご本人もゲストで登場する(笑) 顔のない死体や謎の脅迫者など序盤から魅力的な謎が提示される。また団地の住人たちの群像劇のようなストーリー構成も好みで、「これシリーズ最高の名作になるのでは?」と途中まで思ったりした。 しかし、題名でもある「白と黒」の意味がつまらない上に、物語の不可思議性が単に偶然によって出来たもので、蓋を開ければ真相は全然ひねりのないありふれた犯行だったりと、後半はやや尻すぼみだったのが残念。 …続きを読む
    Kircheis
    2020年12月24日
    227人がナイス!しています
  • 金田一耕助シリーズ第23作目。〔再読〕昭和30年代から始まった、「団地」を舞台に近代的なテーマで展開する。直ぐに殺人事件がおこり、テンポもいつもより素早く感じられ、ある意味違和感はある。舞台設定も地方、 金田一耕助シリーズ第23作目。〔再読〕昭和30年代から始まった、「団地」を舞台に近代的なテーマで展開する。直ぐに殺人事件がおこり、テンポもいつもより素早く感じられ、ある意味違和感はある。舞台設定も地方、孤島、旧村が親族や縁故で住人が繋がっていたのに対し、逆にこの団地は全く関係ない人びとで、コミュニティが形成されている。如何にも現代的な問題点を、団地であるが故の偶然から起こる惨劇に、見事に作り上げていると思う。終章で明らかになる全容は、白と黒を表しているのだが、団地という無作為な人間関係の怖さに寒けがした。 …続きを読む
    セウテス
    2016年02月09日
    77人がナイス!しています
  • 白と黒ってそういう意味だったのか。今回の舞台が農村ではなく昭和30年代後半な団地。怪文書が出回っての殺人事件。ページ数が少なくなっていくのに最後まで犯人がわからなかった。にしても、張り込み中に居眠りする 白と黒ってそういう意味だったのか。今回の舞台が農村ではなく昭和30年代後半な団地。怪文書が出回っての殺人事件。ページ数が少なくなっていくのに最後まで犯人がわからなかった。にしても、張り込み中に居眠りするか!やっぱり高度成長期真っ只中の東京が舞台だけあっておどろおどろしさはなく、なんかスマートし過ぎた感はあったかな。横溝作品に人権侵害とか不適切表現を省いたら横溝作品ではなくなりますからね。 …続きを読む
    TAKA
    2020年06月27日
    76人がナイス!しています

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