背徳のメス

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1964年08月15日
判型:
その他
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041268018
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背徳のメス

  • 著者 黒岩 重吾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1964年08月15日
判型:
その他
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041268018

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「背徳のメス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ☆4.5 これまた若竹七海氏の作品内に出ていたもの。「ズベ公」「ビート族」「裕次郎ふう」といったワードに時代を感じるわね。主人公の度を越した女癖の悪さもわりとすぐ気にならなくなるくらい主題の密度が濃かった ☆4.5 これまた若竹七海氏の作品内に出ていたもの。「ズベ公」「ビート族」「裕次郎ふう」といったワードに時代を感じるわね。主人公の度を越した女癖の悪さもわりとすぐ気にならなくなるくらい主題の密度が濃かった。誰が犯人? 目的は? 登場人物たちの因果関係は? とあらゆることが気になって夢中で読んだ。タイトルは医療器具と女とをかけてるのかな。直木賞受賞だそうよ。 …続きを読む
    たぬ
    2021年05月18日
    31人がナイス!しています
  • 昭和時代の名作。ミステリーというよりもハードボイルド系。直木賞受賞作。人間の性(さが)や二面性が大きく浮き彫りにされる様がよかったです。 昭和時代の名作。ミステリーというよりもハードボイルド系。直木賞受賞作。人間の性(さが)や二面性が大きく浮き彫りにされる様がよかったです。
    カニック
    2018年11月02日
    7人がナイス!しています
  • 社会の底辺に生きる人々を相手にする大阪の病院を舞台に展開する医療ミステリーで、主人公の医師植秀人は妻の裏切りによる離婚以来、医師の誇りは保持しつつも女あさりだけを捌け口に世の中を斜に構えて生きるように 社会の底辺に生きる人々を相手にする大阪の病院を舞台に展開する医療ミステリーで、主人公の医師植秀人は妻の裏切りによる離婚以来、医師の誇りは保持しつつも女あさりだけを捌け口に世の中を斜に構えて生きるようになる。学閥や階級意識の権化のような科長西沢医師の起こした医療ミス事件を契機に、植医師は身に降り掛かった殺人未遂事件を彼自身が糾明する過程で、病院内の複雑でドロドロした人間関係が浮き彫りにされていきます。犯人探しの展開の面白さを中心に展開しながら、欲に溺れ欲と戦いながら生きる悲しい人間のさがを描いています。 …続きを読む
    tenchi
    2014年01月26日
    2人がナイス!しています

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