白痴・二流の人

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1970年02月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041100011
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白痴・二流の人

  • 著者 坂口 安吾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1970年02月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041100011
敗戦間近。かの耐乏生活下、独身の映画監督と白痴女の奇妙な交際を描き反響をよんだ「白痴」。優れた知略を備えながら二流の武将に甘んじた黒田如水の悲劇を描く「二流の人」等、代表的作品集。 敗戦間近。かの耐乏生活下、独身の映画監督と白痴女の奇妙な交際を描き反響をよんだ「白痴」。優れた知略を備えながら二流の武将に甘んじた黒田如水の悲劇を描く「二流の人」等、代表的作品集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「白痴・二流の人」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 信長や秀吉は二流だったという著者のある意味衝撃的見解に感服。そして如水は一流の漸近線(限りなく一流に近接するが、決して一流と交差しない≠一流)であると著者は言います。著者にとっての一流は家康。よくよく 信長や秀吉は二流だったという著者のある意味衝撃的見解に感服。そして如水は一流の漸近線(限りなく一流に近接するが、決して一流と交差しない≠一流)であると著者は言います。著者にとっての一流は家康。よくよく思い出せば、はなから本書に登場した武将達は常に家康と対比されていましたね。 …続きを読む
    ehirano1
    2025年02月13日
    93人がナイス!しています
  • ☆☆☆☆ ファルスの「木枯の酒倉から」「風博士」は斬新で軽妙な文体が面白い。黒田如水を主人公に据えた歴史小説「二流の人」は歴史の事実と違うところが多々あるようだが、秀吉や家康といった偉人の捉え方が独特で良 ☆☆☆☆ ファルスの「木枯の酒倉から」「風博士」は斬新で軽妙な文体が面白い。黒田如水を主人公に据えた歴史小説「二流の人」は歴史の事実と違うところが多々あるようだが、秀吉や家康といった偉人の捉え方が独特で良かった。月から降りて来た天女に恋して笛を返さない大納言が死に至るのが何だか切ない「紫大納言」、真珠湾攻撃の特攻隊を二人称で語る「真珠」、既読の「白痴」は空襲の中で女を抱え歩く描写がやはり名文、おメカケ気質を描く「青鬼の褌を洗う女」。安吾の代用教員時代をモデルに描く「風と光と二十の私と」。 …続きを読む
    メタボン
    2020年08月08日
    38人がナイス!しています
  • 坂口安吾先生は初読みです。興味はあったけど、国語の教科書に出てくるような人の作品って手に取りにくい。で思い切って読んでみたが、正直いまいちわからん。そんな中でも二流の人は歴史物で面白かった。黒田如水に 坂口安吾先生は初読みです。興味はあったけど、国語の教科書に出てくるような人の作品って手に取りにくい。で思い切って読んでみたが、正直いまいちわからん。そんな中でも二流の人は歴史物で面白かった。黒田如水に始まり、如水に終わるてんかいだけど、途中秀吉目線や家康目線もあり、戦国時代末期をそのまま描いた感じ。白痴は人間の多面性がテーマな話が多いのかな?他にも短編いつくかあります。 …続きを読む
    酔拳2
    2022年09月17日
    28人がナイス!しています

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