斜陽

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1950年08月15日
判型:
文庫判
ページ数:
192
ISBN:
9784041099063
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斜陽

  • 著者 太宰 治
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1950年08月15日
判型:
文庫判
ページ数:
192
ISBN:
9784041099063

戦後の混乱を生きる四者四様の滅びの美学

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「斜陽」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「太宰治昇天」。石川淳が、太宰の死に接して、想うところを書いている。主に友人との思い出話なのだが、そのなかで(太宰の)小説とは何か、ということにも触れていて、おもしろい。太宰は「小説を書くのかいやにな 「太宰治昇天」。石川淳が、太宰の死に接して、想うところを書いている。主に友人との思い出話なのだが、そのなかで(太宰の)小説とは何か、ということにも触れていて、おもしろい。太宰は「小説を書くのかいやになっ」て自ら水に入ることを選んだが、そもそも小説とは作家がいやいや書くものである、とか、太宰が小説でやっていたのは「必死」の「道化」である、とか。なるほど、ぼくが太宰の作品に惹かれる理由が、なんとなくわかった気がする。この『斜陽』なんてまさに「必死」の「道化」の集大成だよなあ、と妙に腑に落ちた。 …続きを読む
    こーた
    2018年08月22日
    173人がナイス!しています
  • ネパールでネパールの古本屋さんで買った以来の再読。冒頭の華族だったお母様がスウプを上品に飲まれるのに、お池の側で立ったままに、おしっこなさるのが、おかしみがある。また太宰の分身のような酒や女に溺れ、麻 ネパールでネパールの古本屋さんで買った以来の再読。冒頭の華族だったお母様がスウプを上品に飲まれるのに、お池の側で立ったままに、おしっこなさるのが、おかしみがある。また太宰の分身のような酒や女に溺れ、麻薬中毒で借金を重ねるような弟が「ゲエテにだって誓って言える。僕は、どんなにでも巧く書けます。」、だけどわざとしくじって滑稽にも書けるという自信がまた太宰らしい。姉は姉で恋と革命に生きると言って妻子のある男の元に走り、子供を宿す。当時、斜陽族という流行語も産んだベストセラー、太宰の死、堕ちるって甘美なんだよね。 …続きを読む
    nonpono
    2025年04月03日
    59人がナイス!しています
  • お母様の粗相。198X。 お母様の粗相。198X。
    SKH
    2015年04月30日
    12人がナイス!しています

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