小説 智恵子抄

小説 智恵子抄

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1973年05月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784041045053
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小説 智恵子抄

  • 著者 佐藤 春夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1973年05月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784041045053

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「小説 智恵子抄」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昔読んだ本が出てきたので、捨てる前に登録。1976 昔読んだ本が出てきたので、捨てる前に登録。1976
    パフちゃん@かのん変更
    1970年01月01日
    27人がナイス!しています
  • 岩波文庫の『高村光太郎詩集』に引き続いて。精神分裂後の智恵子が九十九里浜で千鳥に貝殻を投げ与えようとしながら追いすがるところが殊に美しかった。『晶子曼陀羅』を読んだ時にも感じた事ですが、佐藤春夫の伝記 岩波文庫の『高村光太郎詩集』に引き続いて。精神分裂後の智恵子が九十九里浜で千鳥に貝殻を投げ与えようとしながら追いすがるところが殊に美しかった。『晶子曼陀羅』を読んだ時にも感じた事ですが、佐藤春夫の伝記小説は大近松の云う、「虚実皮膜」という事が見事に描き出されていますね。智恵子の通夜を歌った『荒涼たる帰宅』の「外は名月といふ月夜らしい。」という終りの一節は、詩集を読んだ際は呑気な世人に対する憤りなのか喪心の末の感傷なのか判然としなかったのですが、この小説を読んで後者であろうという事が判りました。 …続きを読む
    ダイキ
    2016年06月12日
    8人がナイス!しています
  • 何となく知っていた智恵子抄。光太郎と智恵子の関係が可愛らしく、いじらしく、微笑ましく、そして悲しく、だけれどもどことなく清々しい。芸術を柱とし互いに支え合う二人。智恵子の晩年は統合失調症であったが、そ 何となく知っていた智恵子抄。光太郎と智恵子の関係が可愛らしく、いじらしく、微笑ましく、そして悲しく、だけれどもどことなく清々しい。芸術を柱とし互いに支え合う二人。智恵子の晩年は統合失調症であったが、それでも心で結びついている二人。こんな夫婦関係が実際にあるなんてと感動。「東京に空が無い」と言う智恵子。二人で行った智恵子の故郷福島県二本松。光太郎に見せた本物の空。そんな空のような二人の関係だった。「智恵子抄」の背景を知る大切な一冊となった。 …続きを読む
    桜もち 太郎
    2015年04月14日
    7人がナイス!しています

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