暗夜行路

暗夜行路

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1967年03月03日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
560
ISBN:
9784041030059
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暗夜行路

  • 著者 志賀 直哉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1967年03月03日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
560
ISBN:
9784041030059

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「暗夜行路」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 太宰治とは同族嫌悪だったのでは。主人公時任謙作は本当の意味での生活の苦労を知らぬお坊っちゃん作家。不義の子であるという苦悩とそこから派生した運命の呪いに対する不安には同情するが、それで放蕩や男尊女卑、 太宰治とは同族嫌悪だったのでは。主人公時任謙作は本当の意味での生活の苦労を知らぬお坊っちゃん作家。不義の子であるという苦悩とそこから派生した運命の呪いに対する不安には同情するが、それで放蕩や男尊女卑、妻への暴力を正当化するのは違う。が、ああいう心持が己の内に潜んでるのも認めたくない事実なのだ。時代性もあるにせよ、強い振りをして実は独りでは何もできぬ甘ったれ男(著者自身がモデルか)が持ち続ける身勝手な幼児性(自己憐憫や暴発癖、お金や科学に対する潔癖な憎悪など)を曝け出した点に今作の凄みがある。嫌いだが好き。 …続きを読む
    Y2K☮
    2020年04月04日
    30人がナイス!しています
  • これが何故、図書館の閉架書庫にあるのか。書かれた時代の良さと欠点、生活感、男女の思考の違い、などなど色んな意味で興味深く読めた。志賀直哉って子沢山で、長生きだったんですね。 これが何故、図書館の閉架書庫にあるのか。書かれた時代の良さと欠点、生活感、男女の思考の違い、などなど色んな意味で興味深く読めた。志賀直哉って子沢山で、長生きだったんですね。
    N_dept
    2014年03月01日
    2人がナイス!しています
  • 志賀直哉の文体が好きなので、長編に挑戦。でも、きつかった…。なんていうか、ふらふらといろいろ考えてるうだうだした男だな、と。でも、志賀らしい唐突な話の展開に驚きの連発であった。話全体が、結局どうなった 志賀直哉の文体が好きなので、長編に挑戦。でも、きつかった…。なんていうか、ふらふらといろいろ考えてるうだうだした男だな、と。でも、志賀らしい唐突な話の展開に驚きの連発であった。話全体が、結局どうなったん?って感じではあるが。 …続きを読む
    めめたそ
    2010年08月23日
    2人がナイス!しています

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