和解

和解

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1969年01月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
1
ISBN:
9784041030028
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和解

  • 著者 志賀 直哉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1969年01月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
1
ISBN:
9784041030028

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「和解」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 自伝的小説。父と子(志賀直哉)の確執を描いたもの。煩悶する気持ちが伝わってきて、書かずにはいられない小説だったことがよくわかる。お互いに意固地になり、歩み寄りたくてもそうできない苦しみ。それだけに、和 自伝的小説。父と子(志賀直哉)の確執を描いたもの。煩悶する気持ちが伝わってきて、書かずにはいられない小説だったことがよくわかる。お互いに意固地になり、歩み寄りたくてもそうできない苦しみ。それだけに、和解のシーンには胸が詰まった。これから志賀直哉の作品もカラーが変わっていくことを考えると、通過点として重要な作品だったのだなと納得した。 …続きを読む
    佐島楓
    2017年02月03日
    61人がナイス!しています
  • 余計な形容詞や語り手のお喋りは廃され、簡潔かつ短い文で、小気味良く進んでいく文章が心地よい。内容は、自制の効かないダメ男と父とのケンカの顛末であり辟易とさせ楽しめるものではないが、文章を味わうという点 余計な形容詞や語り手のお喋りは廃され、簡潔かつ短い文で、小気味良く進んでいく文章が心地よい。内容は、自制の効かないダメ男と父とのケンカの顛末であり辟易とさせ楽しめるものではないが、文章を味わうという点では一級品である。 …続きを読む
    めんま
    2021年11月28日
    25人がナイス!しています
  • 他人の親子喧嘩を読んで面白いのだろうか…という疑念を持ちつつ(笑)、名文と言われる志賀直哉の文章に触れるべく手に取った。小難しい修辞を排除し簡潔な文体で、読者が自由な想像をする余地が少なく、「自分が見た 他人の親子喧嘩を読んで面白いのだろうか…という疑念を持ちつつ(笑)、名文と言われる志賀直哉の文章に触れるべく手に取った。小難しい修辞を排除し簡潔な文体で、読者が自由な想像をする余地が少なく、「自分が見たもの、感じたものだけを忠実に理解してくれたら良い」と言うかのような、筆者の強い自我を感じた。志賀家の例を必ずしも一般化はできないだろうが、大正初期の家族関係や当時の暮らしぶり(手紙を書くとか電話を借りるとかも含め)もリアルに描かれていて、面白かった。 …続きを読む
    つー
    2020年07月17日
    2人がナイス!しています

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