- 著者 中 勘助
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1989年05月11日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784041028070
銀の匙
- 著者 中 勘助
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1989年05月11日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784041028070
虚弱で人見知りの強い、臆病な私を溺愛し育ててくれた伯母。小さな私の口に薬を含ませるため、伯母が探してきた銀の匙。私はいまも飽かず眺めていることがある――。少年の日々をリリカルに描いた自伝的小説。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「銀の匙」感想・レビュー
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年始特有の白を溶かして澄ませた青空に、冷たさが頬を刺す凛とした空気。その中にしんと静まった声で、何処までも遠くにのびてゆく美しい言葉たち。それらすべてを掴んで留めておけないのが切ない。誰の心の中にも大 …続きを読む2019年01月04日183人がナイス!しています
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夏目漱石が絶賛したという、長らく読んでみたかった本。大人の言葉で、大人向きに書いているのに関わらず、子供の視線で子供の見ている世界をリアルに描写している。しかも幼児から数え年17歳まで、自然に視点が成長 …続きを読む2020年10月01日121人がナイス!しています
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幼少時は虚弱で知恵の発達も遅れ、痩せて人見知りのひどい臆病な主人公のそばにはいつも叔母さんがいた。小さな口に薬を含ませるため叔母が探してきた匙を見つけ、昔のことが思い出される。初めてのお友達のお国さん …続きを読む2019年10月05日102人がナイス!しています