門

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1966年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041001097

  • 著者 夏目 漱石
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1966年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041001097
かつての親友の妻とひっそり暮らす宗助。他人の犠牲の上に勝利した愛は、罪の苦しみに変わっていた。宗助は禅寺の山門をたたき、安心と悟りを得ようとするが。求道者としての漱石の面目を示す前期三部作終曲。 かつての親友の妻とひっそり暮らす宗助。他人の犠牲の上に勝利した愛は、罪の苦しみに変わっていた。宗助は禅寺の山門をたたき、安心と悟りを得ようとするが。求道者としての漱石の面目を示す前期三部作終曲。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「門」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 現代インターネットで読む夫の愚痴とほぼ同じ内容だけど大丈夫?「何もしない」という大罪。宗助の口先ばかりで行動しないところはどうかと思った。小六も大概だが。男だ女だと性差が強調されるが、女が辛い思いをし 現代インターネットで読む夫の愚痴とほぼ同じ内容だけど大丈夫?「何もしない」という大罪。宗助の口先ばかりで行動しないところはどうかと思った。小六も大概だが。男だ女だと性差が強調されるが、女が辛い思いをしていても何もしないのが男らしさなの?無知なままで男の言いなりになるのが女らしさなの?受動的に周りに流されてばかりのメイン3人に苛立ったので、自分の人生をアグレッシブに切り拓いている安井に好感を持った。宗助稼ぎ少ないんだから家事くらいやりなよ。厭な男性を描かせたら漱石の右に出る者はいないんじゃないかなあ …続きを読む
    さくりや
    2024年09月08日
    23人がナイス!しています
  • 「三四郎」「それから」「門」は、三部作と言われている。それぞれの主人公達は、生きるという単純な事象について、あたかも逡巡するかの如くに映る。懐疑の沼にはまってしまった人の様でもある。三四郎の与次郎、それから 「三四郎」「それから」「門」は、三部作と言われている。それぞれの主人公達は、生きるという単純な事象について、あたかも逡巡するかの如くに映る。懐疑の沼にはまってしまった人の様でもある。三四郎の与次郎、それからの父、門の宜道という登場人物に比して、彼らは目的に直線的になれない。年譜では、「門」発表当時の漱石は、沢山の子と門下生に囲まれながらも、神経性の胃病に苦しんでいる。逆説的ではあるけれど、幸せであればあるほど不幸にならざる得ない。文学はもしかすると、漱石の過敏な精神を癒す心のオアシスでもあったのだろうか。 …続きを読む
    高橋 橘苑
    2015年10月03日
    19人がナイス!しています
  • 宗助夫婦のやり取りを眺めてるだけでも十分面白かったのだが、途中から雲行きが妖しくなる。ハッキリせずもどかしさが残るが、ある意味ではそれがリアルなのだ。ただ自分としては宗助とお米のやり取りだけで十分満足 宗助夫婦のやり取りを眺めてるだけでも十分面白かったのだが、途中から雲行きが妖しくなる。ハッキリせずもどかしさが残るが、ある意味ではそれがリアルなのだ。ただ自分としては宗助とお米のやり取りだけで十分満足だ。そこから物語が生み出されていくが、普通に二人、火鉢を挟んでぽつぽつと言葉を交わす姿だけで、もうお腹いっぱいありがとうございました。 …続きを読む
    たかぼー(人身御供)
    2013年02月19日
    14人がナイス!しています

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