• もはや巻ごとに新しいドラマや登場人物が繰り出され、しかし収束することなく、かならず後を引く終わり方となっている。「女子と小人」こそ冊子第２巻を継承するも七兵衛の泥棒仲間でがんりきの百蔵やら長尾主膳等が もはや巻ごとに新しいドラマや登場人物が繰り出され、しかし収束することなく、かならず後を引く終わり方となっている。「女子と小人」こそ冊子第２巻を継承するも七兵衛の泥棒仲間でがんりきの百蔵やら長尾主膳等が加わりここに見世物小屋の女親分お絹とおなじみ道庵先生、金貸しの忠作もからんで貧窮組なる一種、労働争議のような運動が持ち上がる。作者は「大塩平八郎もトロツキーもいない」ので収集がつかない下層階級による「市中騒動」としてこれを描く。「駒井能登守」では巻題の人物が新登場、「伯耆の安綱」でようやく机が再登場となる。 …続きを読む
  uburoi

  2020年01月04日
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